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カテゴリ:海外生活
途上国暮らしをしていて大変なのは、信頼の置ける銀行が少ない (ない)こと。 仕事をしていると銀行は使わざるを得ないわけですが、モニターには気を使います。
でも、困るのは途上国だけではありません。 イギリスにいたとき、私の留学していた大学院にいた日本人20名のうち、3人は、驚くべき被害にあっていました。すべてイギリス内では、超メジャーな銀行ですし、中には、世界的に名が通った、グローバルな銀行もありました。 Case1) 預金が勝手に引き出されていた Case2) チェックで、やはり預金が勝手に引き出されていた (その人はチェックは一枚も使っていないのに。) Case3)定期預金が解約され、勝手に 見知らぬところに送金されていた いやはや、すごい確率で、この手のことが起こっていました。どうみても内部犯行としか思えないような手口ばかりでした。外国人を狙っているではないか、とかんぐりたくなります。 さすがに留学しているので英語は話せます。しかしながら、現地の仕組みや現地の人との交渉技能には不慣れですし、リファンドを受けるのにも、労力も時間も掛っていました。 また別件で、 イギリスに留学していたときの銀行口座をそのまま取っておき、日本に帰ってきた人もトラブルに巻き込まれていました。(というのも、口座は、Closeするのも、銀行側との交渉が必要。窓口担当は、ただ面倒なだけだと思うのですが、とにかく口座閉鎖をさせたがらないのです。) 私は、ミニマムの額をおき、かつ、Overdraft(マイナスにして引き出す) ことがないようにし、イギリスを出国しました。 しかし、かなりの額を口座においたまま、出国した人のなかには、 後々にトラブルの元になった人もいました。 その人は、かなりの額をおき定期預金にしたまま (定期なら安心だろうと思って)、イギリスを出国したのです。 しかし、後から送られてきたBank statementを見て、青ざめていました。 相当な額の定期がご丁寧に 全額、一度に解約され、 どこかに送金されてしまっていたのです。 しかもこのときの交渉には、この人は、とても苦労していました。少しお手伝いしたので、大変さがわかるのです。。。 というのも、イギリスの銀行は いまや、銀行のコールセンターは、インドにあるのです。 インドのコールセンター窓口にいくら言っても、通り一遍の答えが返ってくるだけで、どうにもなりません。 互いの英語も通じにくい上に、 責任者などへの照会は、全くしてもらえない、のです。 労力削減のために、コールセンターには、”イギリスの窓口は紹介するな”といった、規約でもあるのではないか、と勘ぐりたくなるほどでした。 電話でどうにもならなければ、次には、サイン付きの手紙での交渉です。しかし、さすがイギリス、Royal mail 郵便システムが機能していないのか、銀行内で紛失するのか、レターが届いてない? それとも、レターが届いても、海外なので無視される? 音沙汰なし。 ついに、 この人は、ついに、イギリスにいる日本人に依頼して、銀行と直接、掛け合ってもらったようです。 (これでだめなら、イギリスに行くしかない、といっていましたが、その後どうなったやら。互いに、また日本の外のお仕事になってしまい、その後についてはわかりません。) 本当に、途上国も海外も銀行は信頼できません。 ネットバンキングがあるのであれば、こめめに残高などをチェックし、 何事かが起こったらすぐ対応する、ということしかないのだろうと思います。 途上国の銀行では、だいたいのところネットバンキングが、ありませんから、 やはり引き出すたびなどに、残高に留意する、ことくらいしかできないのだろうと思います。 こういう盗難事件にあうと、本当に手間も心労も時間も かかり大変です。 海外居住者のための便利帖 2003年09月24日発行号 今回の情報 - オフショアでの盗難 に、ご苦労と対処法がかかれてあります。 この盗難の解決には、やはり時間が掛ったようです。 続報1 続報2 途上国のみならず、日本以外の先進国でも ”銀行は信頼できない””その国にとっての外国人・特に日本人は狙われている”、と思っておた方が良いと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 20, 2008 02:21:52 PM
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