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カテゴリ:プラハ旅行
☆倒れてもなお、書き続けた12年!警世と洒脱、憂国と遊び心、無常と励ましに満ちたラスト・メッセージ。荷風が死の前日まで『断腸亭日乗』を綴り続けたように、脳梗塞で倒れた後のノサカもまた日記という作品に魂を傾注していった。急逝のほんの数時間前まで―。揺れ動く時代が滲む最晩年のエッセイ選を附す。☆
「火垂るの墓」や「戦争童話集」が好きなので、野坂さんのことも結構好きでした。無頼派というか、若いころは大酒飲んでめちゃくちゃな言動をしていましたけど、脳梗塞で倒れてからは酒もたばこもやめてずいぶん大人しくなって、素直に奥さんの言う通りにしていたようすが、何とも微笑ましくてかわいらしかったです。そして日記を読むと、この10年ほどのあいだにいかにいろんなことが日本に起きていたかが思い返されました。 野坂さんは空襲で焼け出された少年の日を一生思い続けていました。また日本が戦前のようになるのではないかという不安を人一倍持っていたようでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.03.15 17:23:19
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