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2013年05月12日
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カテゴリ:歴史
 憲法改正論議が盛んになってきましたね。憲法はころころ変えるのものではないですが、どこかの宗教みたいに「永久不滅」みたいに扱うものでもないですね。時代に応じてどうしても必要な変化には対応する必要があります。
 ところで日本の場合、先の「大日本帝国憲法」をその規定に則って、今の「日本国憲法」に改憲せざるおえなかった経緯について、十分な反省、検証が全くないですね。明治の元勲達が精魂込めてつくった「大日本帝国憲法」を無視して、条項の拡大解釈をし、憲法の精神の通り、行政などに天皇が口出ししないことを逆手にとって、日本を潰すというか、国のことを省みないで戦争に突き進んでいったあの時代の検証と反省がないままです。昭和天皇に死を覚悟させた戦争、国体が潰れると簡単に類推できたはずの戦争に突き進んでいった行政機構(軍も官僚機構だよ)の発想やその精神状態などへの検証がないのです。
 議論をしても、核心部分からずれる日本、熟慮しての判断ではなく「流されて烏合の衆」になりやすい日本。だから、あの時の指導部の責任は日本を自分らの見栄の博打につかったということ、部下には必要な情報を収集することをよくないことと思い込ませ、無知状態にしたことなど、等々です。あのようにならないようにするにはどのようにすることが必要なのかが全く出てきていないのです。
 金融緩和でも、日本は世界のトップを走っていたのに、どうして市中にお金が回らなかったのか。この点で今回の異次元緩和でももうすぐボロが出てくるかも。多くの国が規制緩和で市場が拡大しましたね。日本は一部元気な企業によって引き出された規制緩和部分以外は失敗の部類に入るものが多いですね。どうして、そうなったのか議員は考えたことがあるのでしょうか。東京電力の体質はこのような日本の体質と同じだったようですね。事故の大切な情報はまだ出ていない気がします。戦争末期に敗戦受け入れの決断ができなかった内閣と同じように決断ができなかったのでしょうね。
 物事の本質を見極め、的確に判断するということへの取り組みが必要だと考えています。

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最終更新日  2013年05月12日 06時34分00秒



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