えー、急に暖かくなりましたね。朝方寒そうだったのでダウンを着て行ったら、夕刻の外出時には暑くて暑くて。とほほっ。冬が終わっちゃう(泣)
さて、例年恒例の写真コンテストの審査をやってまいりました。恒例の 愚痴 感想を 応募者が見る訳はないでしょうが 述べることにします。
1.意図が感じられないブレとボケは技術不足
ある意味夜景が主ですから、ピントが難しいのは承知しています。んが、明らかにピントが外れている写真はおかしいでしょ。AFは便利ですが、あくまでもアシスト機能です。また各人が撮影している所を見ていますが、ミラーショックでブレが発生することをわかっているのかしら。ブレを防ぐ方法は幾重にもあります。撮った写真を眺めてその選択ができていないならば、もう少し勉強して欲しいです。
2.中途半端なトリミングはもったいない
建造物が主たる被写体となっているケースが多いのですが、あと10センチでもカメラポジションを引いておけば全体が入るのに、と思う残念なトリミングが多すぎます。被写体と空間の使い道がきつきつでも良い写真はあります。しかし中途半端はいただけません。
3.作品の選択を審査員に投げない
応募点数に制限が無い場合に良くあるケースかと。同じ場所から撮影した露出違いの2点。カメラをちょっと動かした程度の、ほぼ同じ被写体を狙った2点。同じ場所からズームで被写体のトリミングを変えた2点。などなど。組写真や自分の展覧会なら「表現方法」と言えましょうが、明らかに応募者が迷っている感が見えてしまいます。コンテストは教室ではありません。
4.写真を大切にしていない
写真の裏には応募票を貼ることになっています。表に影響が出ないように軽く、剥がれないようにすれば良いのです。ところが、セロテーブによってガチンガチンに貼付けてしまっていたり、のりを大胆に使っていて、写真がぐんにゃりしている場合があります。この手の写真を見ると、非常に悲しくなります。
5.テーマから外れている写真は論外
いくらお孫さんが可愛くても、応募のテーマがなにも絡んでいなければ、良い表情であっても審査対象外です。
ブログを読んでいただいている方々の中には、コンテストに出されている方もいらっしゃることでしょう。ぜひとも応募前に自分の写真をよーく眺めて、写真が何を語っているのかを考えてみてください。写真には撮影者の思想が出ると思っています。すくなくともコンテストに出そうという写真は、「記録写真」ではないはずです。
と、自分への反省も込めて。
「雪遊びの後」
Carl Zeiss Hologon 15mm F8
Hologon ultrawide
FUJIFILM Provia 400X
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高感度ノイズはさほど気になりませんが、ブロックノイズは嫌いです。
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