最近仕事が忙しい。

僕のやっている仕事は、12.14の日記にも書いたように、「発注、仕入、出荷、カスタマーサポート、保守、クレーム対応、在庫管理、社内ネットワーク管理、倉庫整理、買い物、掃除、お茶入れ（笑）などなど」といろいろなことをやっている中で、「忙しさ」にもある一種の性格なるものがあらわれてくる。それを大きくわけて２つの性格があらわれる。

■ 「うれしい」忙しさ

商品が売れて出荷・仕入が忙しくなるというのは、「うれしい」カテゴリーにはいる。ものが売れるということはお客さんによろこんでもらっている証拠だ。製品を仕入れる量も増え出荷も多くなる。

また、うちの商品を販売する新規代理店の開拓と保守ネットワークを作ることも面白い。現在アクティブに新規代理店の立ち上げを行っており、そのたびに営業や保守員にたいして製品の教育を行うことになる。去年の出張のほとんどは、この新規代理店立ち上げに関する出張だった。旅好きの僕にとっては新しい土地を訪問することは「うれしい」忙しさだ。

■ 「かなしい」忙しさ

「かなしい」忙しさは、基本的にクレーム対応だ。メーカーにとって、クレームに対する対応を間違えると、おおきく信頼を失うことになる。苦情や製品不良に対する対応というのはとても大切でありながら、対応としては面白くない。

それから社内ネットワーク・コンピューターの不具合などの対応。
「朝からインターネットがつかえない」
「会計システムがつかえない」
「プリンターが出力されない」
「ウイルスに感染した」
などのパソコン関係の雑用にはうんざりする。

残念ながら、最近の忙しさは後者にあたる。去年の12月に販売しはじめた新製品で生産ミスが発覚したのだ。シンガポールや中南米からセンサーが壊れてしまう不具合があり、調査したところある部品が逆に取り付けられていることが発覚した。

こんなミスがわかるたびに、僕はうちの事務所の在庫機をすべて箱から取り出し、その機械をなおすことになる。よりによって、この製品は21kgと一番重い製品で、非力な僕にとっては重労働となる。

先週にもこの製品でプログラムのバグがみつかり、プログラムの再インストールをなんともお粗末でミス頭にくる。他のメーカーも新製品は安定しないというのはよく聞くのだが、うちの会社ななんとなくこんなミスが多いように感じてしまう。なんともお粗末なミスで「かなしい」忙しさにおわれる今日この頃。