バリュー投資家にとっての最大の関心ごとが割安な銘柄だとすれば、次の関心ごとは支出の抑制でしょう(笑)。
先日SBI証券から嬉しい発表がありました。
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株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:井土太良)は、2009年7月13日および16日に発表いたしましたインターネット取引※における「スタンダードプラン」(1注文の約定代金に応じて手数料が決まるプラン)の株式委託手数料改定について、下記の通りさらなる見直しを実施し、8月3日約定分(予定)より、現行の手数料と比較して最大26.5%引き下げることといたしましたのでお知らせいたします。
※インターネットコースのインターネット・モバイル端末・IVRシステム取引
このたびの株式委託手数料の改定は、当社が標榜する「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」の提供をさらに追求するものです。そのため2009年7月13日に全ての価格帯で一律約10%の引き下げを発表いたしました。16日には改定内容をさらに見直し約15%の引き下げを発表しておりましたが、このたび同業他社の手数料水準等を勘案し、下記の通りさらなる見直しを行い、現行の手数料から最大で26.5%引き下げることといたしました。
今回の株式委託手数料の改定により、顧客基盤の拡大を目指すと同時に、投資コストを削減することにより個人投資家の皆様の資産形成をさらに支援することができるものと期待しております。
----------(引用終わり)----------
まあ、楽天証券との競争なんでしょうけど、ちょっとある一言にひっかかりました。最後あたりに記載されている「個人投資家の皆様の資産形成をさらに支援することができるものと期待」の一言です。少しでも手数料が安い方が資産が増えますよと言わんばかりですが、はたしてどの程度差が出るものなのでしょうか?
種銭が100万円あったとします。そのまま株を購入し、手数料を支払い、20%上昇したところで売却します。手数料と税金を支払い、その残額をまたそのまま株に投資したとします。手数料を支払います。
こんな都合の良いことが続くとすると、無手数料なら28回目には見事に1憶円を突破するのですが、このとき無手数料、新手数料、旧手数料のケースを計算してみると……
無手数料:102,966,517円
SBI新手数料:101,642,354円
SBI旧手数料:101,344,329円
(参考)
楽天新手数料:101,598,808円
うーん、わざわざ計算するほどの大きな差はでませんでした。ま、でも何事も検証するということが大事ということで。でも、やっぱり人情として振込手数料の安い(できればタダ)の銀行を探したり、売買手数料節約のために信用で買って即現引とかしちゃうんですけどね。
(注)こんな都合の良い売買ありえないので、大雑把に計算しています。厳密に計算すれば多少差が出るとは思いますが、数千円の誤差でしょう。