プエブロ河口湖パオ泊(その2)
プエブロ河口湖のパオで迎えた朝。夜が明けると、天窓から外の光が入って明るくなるので、自然と目が覚める感じだ。しかし、パオの中はめちゃめちゃ寒い。立派な室内だけど、ここは「テント」なのだと実感する。寝袋から、なかなか出ることができない私たちは、結局、「ちょっとだけ点けようか?」ってことで、石油ファンヒーターを使うことに・・・いやあ、やっぱり暖房器具ってのはありがたいねえ。すぐに部屋のなかがポカポカとしてくる。後は、換気に注意して、「弱」で運転したり、扉を開けたり、ここで、大きな忘れ物に気づいた。朝食は、中華海鮮粥にしようと思って、冷凍シーフードミックスや香菜やショウガなど持参したのだが、肝心の「米」を荷物に入れていなかったのだ。やむなく、手持ちのスナックや菓子パンなどで、軽くすませて、早々にチェックアウトすることにした。昨晩のうちに水に浸けておいた食器類を洗って、干して、レンタル品を、パオの管理棟に返却して、プエブロ河口湖を後にした。道の駅に寄って、自販機の焼きおにぎりを食べて、朝食の不完全燃焼感を少し紛らわし、その後は、河口湖ハーブ館に立ち寄った。博物館か植物園のようなものかと思ったが、基本は販売を主体に営まれている、しゃれた園芸屋という趣で、入館料とかはかからない。ここは、建物の裏には綺麗な花壇があり、家庭栽培用のハーブや、鉢植えを買うことができる。そのほか、ハーブティーや、ラベンダーのケーキなどを出す、喫茶コーナーや、みやげ物のコーナーもあるが、我が家は2階の体験教室で、娘と奥さんがドライフラワー(カイガラ草)を使った、リース作りに挑戦した。ハート型のスポンジの台に、ドライフラワーに、造花用の針金を付けたものを、1本1本指していく、紫系の色をしたリースは、展示されていた見本である。そして、いよいよ完成。これに、担当のおねえさんが作ってくれたリボン付けると、ラッピングをしてくもらえる。私の子どもの頃に似て、工作好きの娘は大いに満足したよう。ちょうどよい、自宅用の記念のお土産にもなった。その後は、いつもの「溶岩温泉」で入浴&昼食と行きたかったのだが、なんと、観光バス数台が並ぶ大盛況で、食事は無理とのこと。しかたなく、別の立ち寄り温泉を目指すことに・・・受付のお姉さんも、何度も来ている我が家を覚えていて、とても残念がっていた。「また来てくださいね。」ええ、行きますとも。ここのお風呂も食事も大好きですから。かわりに向かったのが、山中湖の近くの「紅富士の湯」ここのお風呂は、視界が富士山に向かって開けていて、特に内風呂では、富士を真正面に見るような素晴らしい景観である。この景色は、この辺りの温泉施設の大きなアドバンテージだよね。風呂はよかったのだが、食事のセットメニューについてきた「うどん」が硬くてイマイチ。やはり「溶岩温泉」で食べたかったなあ。午後2時過ぎには、紅富士の湯を出て、帰宅の途に・・・・ほとんど渋滞も無く、2時間ちょっとで浦安に到着した。今回宿泊したプエブロのパオ、確かに素晴らしかったが、16,000円という宿泊料は、ちょっと痛かった。これに、用意した食材の値段なども含めたら、2万円を超えてしまうだろう。次回、来る機会があれば、やっぱりテント泊だろう。