アゼルバイジャン!
昨日に続いてカタカナタイトルです。ただし、今日は国名です。なぜ、のっけから国名を叫んでいるかというと、ちょっとわけがあります。私は、石の写真になるべくラベルの内容を書き入れるようにしています。ただでさえ多い誤字脱字の危険を増してしまうのですけれど、画面のバランスや、えーと、これはどこの石だったっけ、と悩まなくてもすむようにとか、万一ラベルをなくしてしまったときに困らないようにとかいろいろ理由があるのです。ところが、そうすることで困ったことも出てきました。ラベルがもらえなかった場合、すでになくしてしまった場合は、しかたがないので「Quartz」とだけ入れたりしていますが、中途半端にわかっている場合は、さあ、どうしましょう。今日の石は、写真が撮れないのではなくて、載せる画像が作れなくて長らくお蔵入りさせていたこんな石です。「ダシュケサン水晶」とのみ書かれたシールが貼られていた水晶です。地名か、鉱山名か。つづりは?なまじダシュケサンという名前がわかっているだけに、Quartz」とのみ文字を入れて画像を作るのはもったいないような気がして思い出すたびに検索していました。まったく手がかりがなかったわけではありません。「ロシアのダシュケサン鉱山の水晶」という説明で、じタイプの水晶がネットショップで出ていたのを見かけたので、「ロシア水晶か」と、密かに喜んでいました。でも、相変わらず綴りがわかりません。ダシュケサン(「ダシュケンサン」とも書かれるときがある)水晶として介されるのは、同じタイプの形で、淡く渋めな色合いのアメシストがほとんどです。形は、キャンドル……と言うよりも中心となる結晶とわりの細い小結晶を根本でひとつに縛ったような形。知り合いの石好きさんが「スプレー・タイプ」と言っていたので、もその呼び方にならおうと思います。右側の画像のように内部は透明らしい水晶の上を、やや緑がかった白い層が覆っています。根本の一番細くなった部分でうまく母岩からはずされたらしく、ダメージはほぼゼロです。きれいな水晶なのに、私の好きなロシア水晶でもある(らしい)のに。ダシュケサンの綴りがわかれば~……と思っていたら、いに見つけました。ネットショップに綴り付きで同じような石(ただしアメシスト)が出ていたのです。やった! とよろこんでいたら、もう一つ意外な発見です。「Dashkesan, Azerbaijan」アゼルバイジャン共和国だったのか!調べ直してみたら、今度は石以外の資料がありました。たしかにアゼルバイジャン共和国の地名のようです。アゼルバイジャン共和国の場所はカスピ海の西岸。ロシアとイランにはさまれたあたりで、国土の広さは北海道ほど。石の世界地図に一国追加です♪