旧Ozriko Journal

フランスに来てからよく食べるようになったものの１つがチーズなのですが。
冬になるとよく見かけるのが、この「Mont d'or（モンドール）」です。
「黄金の山」という意味のこのチーズは、
フランスとスイスの国境地帯で作られる牛乳のウォッシュタイプもチーズで、
冬季限定で売られています。
私がよく見かけるのは、木の蓋が外されて、通気性のラップがかけられて、
中の熟成具合が見えるようになって売っているもの。

↑こんな感じ。

このモンドール、バゲットにそのままつけて食べてもおいしいのですが、
チーズフォンデュ風にして食べる方法もある、というのを聞いて試してみました。

簡単なレシピとしてはこんな感じ
１．木の枠に入れたまま、上の皮を取る。
２．チーズに切れ目を入れて、ニンニクのみじん切りと辛口白ワインをかける。
３．200℃のオーブンで10-15分。
４．やわらかくなったチーズをよくかき混ぜて、
　　ポテトやハム、パンや温野菜でチーズフォンデュ。

実は去年も試したんだけど、
熟し過ぎたモンドール（もう皮がオレンジ色っぽくなってきている）を使ったため、
オーブンで熱した後の匂いで撃沈したのです
熟すと匂いがきつくなるので、マニアックじゃない私たちは無理でした。
なので今回は「新しいの下さい」と選んでもらって挑戦することに。

オーブンで熱した後の香りは、今回はOKでした
具材はオーブン焼きポテト、ハム、トマト、その他野菜。
とろっとしたモンドールは思ったより塩分が濃く感じたので、
具材には特に味付けしなくて正解でした。


元々チーズがそんなに好きではない夫からは至って普通（やや下より）の評価でしたが、
私には結構おいしかったなぁ。
作るのが簡単なのが大いに魅力ですなっ
簡単にできるし、温まるし、冬の定番メニューにしてもいいかも。

そんなモンドールですが、ネットで調べていて値段にびっくり。
日本だと同じ量で4000-5000円もするらしい。
フランスだと大体5-8ユーロ（800-1200円）くらいなのに。
高い高すぎるよ
モンドールに4000円払おうとはど・う・し・て・も思えないんだけど・・・。
やっぱりフランスにいるからこそ楽しめる食材なんだなぁ、と改めて感じるのでした。