|
テーマ:ボランティア広場(374)
カテゴリ:さまざまなボランティア
古城公園を歩いていて見つけました。どんぐりでしょうか ^^; 今日は、久しぶりに県西部の生涯学習施設でのボランティア。 おはなしの語りの講座です。 ろうそくに火をつけて講師のかたが、昔話などを暗唱されます。 一番記憶に残ったのが『赤ずきんちゃん』 街頭でマッチを売る少女。 冬の寒さの中、一本も買ってくれる人はなく、 金髪の巻き毛の後ろ髪に雪が降りかかります。 寒さにこごえつつも、家にも帰れず、家に帰ればお父さんに しかられます。 しかも、屋根とは名ばかりで、すきまにわらをつめたような家で 寒いのは同じです。 とうとう我慢できなくなって、マッチを一本擦ってしまいます。 目の前に暖かそうな素敵なお料理の光景が拡がります。 でも、マッチが燃え尽きると消えてしまいます。 また、一本・・・ 次にマッチをするとやさしいお婆さんが現れました。 待っておばあさん。私をつれてって。 だって、お婆さんはマッチが消えると行ってしまうんでしょ。 朝になり少女の亡き骸を見て、大人たちはいいました。 この子は、寒くてマッチを擦ったんだね。 だれも、この子が素晴らしい光景に包まれていったことを知る者はありませんでした。 もちろん、赤ずきんちゃんの話の筋は知ってますが、聞きながら「?」となるところがいくつかありました。 マッチを擦ってしまったあとの心境というのは、普通ならこれで家に帰ればますます帰れなくなるという状態だと思いますが、それは描かれずに読み手に想像させるだけにするという手法を使っています。逆にそちらサイドから話を構成してもちょっとおもしろいかなと思いました。 ラストシーンのきれいにまとまっているところも、貧困の中にありながらも誰にも侵されることのない崇高な世界があるということを描いているように思いますが、きれいすぎて読んだ人が安心してしまうというところが若干問題かなと…当時の社会情勢とも関連してのことだと思いますが。 講座終了後、受講生のみなさんで机やイスをもとの位置に移動してくださり、さっと帰ることができました。 いいもの見せていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[さまざまなボランティア] カテゴリの最新記事
|
|