テーマ:レンタル映画(817)
カテゴリ:邦画
こういう日本の旧作を紹介して行くと、かなりレビューが多様化して行きますが 最新作は他のレビュアーさんがこぞって書かれておりますので こちらでは 最近はあまり取り上げられない旧作にスポットを当て より多くの名作を紹介して行く事に致します。 何だかますますマニアックになって来ました。 既に何本か鑑賞しましたが 途中から物語を思い出したり、見た事があるシーンだったりと 既に何処かで見ていたんですね~ 気がつけば 失われた記憶を補完するような作業になっておりました。 それら作品の内容は 50年前の作品ばかりなので古いのは当たり前だとしても、ストーリーが・・・何というか 嵐を呼ぶのに この尻すぼみな終わりは何? とか 夜霧よ~♪・・・って これってカサブランカのもろパクリじゃんっつ!!! とか 主題歌のピアノのリックだって 『As Time Goes By』 クリソツ だし 世界のクロサワの国だったとしても この頃はまだまだ映画先進国で 追い付け追い付け という感じの内容でした。 とは言え、これらの作品が当時の話題作だった事は豪華なセットを見るだけでも良く分かります。 加えて、毎回唄われる 石原裕次郎による主題歌は 映画のヒットに合わせて 大ヒットした事も 容易に想像が付きます。 ブログ主さえ 『夜霧よぉ 今夜もぉ ありがあとおおぅ♪』 と唄う裕次郎の甘い唄声と 『長崎は今日も雨だった』 にチョット似たメロディーに 余りにもむせび泣き過ぎるサックスの音色が・・・ 頭の中で何度も何度もリフレインされて 暫く 付いて離れなかった位ですから こうして レコードが売れていく訳を 時空を超えて 身体で体感した訳です。 そんな中 裕次郎の兄、現都知事でもある石原慎太郎作の 『俺は待ってるぜ』は 異彩を放っていました。 日本に何の未練もない過去のある男 裕次郎と 後に裕次郎夫人となる北原三枝こと謎の女との出会いが やがて意外な真実にたどり着くという ミステリー仕立ての意欲作でした。 基本 舞台劇の様な脚本が キャラクターの描きに粘りを与えて 話が進みながらキャラクターの過去が少しずつ明かされる作りになっており 最後まで緊張の糸が切れない 見応えのある映画でした。 本作と 『嵐を呼ぶ男』 のヒットがきっかけで大スターとなった裕次郎は この後も 北原三枝とのコンビで 何作ものヒット作を作り出して行くわけです。 北原三枝は清楚ながら男っぽい面が魅力の、女性の支持が高そうな女優で 今で言うなら・・・仲間由紀恵 の様な感じでしょうか 何時の時代でも、清楚で男っぽい女優は人気があるみたいです まあ、確かに 北原三枝なら 『ごくせん』 は出来るかもしれないです。 という訳で 『おれはまってるうううぜええっつ♪』 と以外な粘りで唄う裕次郎の魅惑の甘い声が 頭の中でヘビーローテーション間違い無しの 日本の名作映画としてオススメ出来る 機会があれば 是非 ご覧頂きたい一本です。 【楽天エンタメナビレビュー】 「以外な真実が待つミステリー仕立ての意欲作」 のページにある 『参考になった』ボタン は ランキングクリックボタンです☆ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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