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2013年11月12日
 『食欲の秋でしたね～』の巻 奈乃 『佳代～～～っつ!!! チョット佳代～～～っつ!!! もおおおおおっつ! 聞いてよおっつ!!!』 佳代 『 ･････何だよ ナー姐 血相変えて』 奈乃 『日々男社会に揉まれ、愛だけを味方に戦う女には 家庭での食卓のひとときが何よりの憩いの時なのに アタシが どんなに愉しみにしているのか それを知りながら･･･ お姉さんの肉じゃがは 肉抜きよ なんて 血を分けた妹が言う事なのおおおっつ!!!(泣)』 佳代 『･･･肉じゃが位で大げさな』 奈乃 『何言ってるのよっつ!!! 佳奈の作る肉じゃがは絶品よっつ!!! もおおお あの子の作る料理を食べる事が 何よりの楽しみなのに～ 神も仏も居ないのおおっつ 自己啓発メッカで天空の都市の異名を持つ、アンデス山麓に属するは ペルーのウルバンバ峡谷に所在する 世界遺産に指定される壮大な建造物遺跡 マチュピチュ で 15世紀のインカ帝国の繁栄と衰退に想いを馳せる 崇高な気分に浸る時 歴史的な猛暑の夏に 水制限の為 岐阜県美術館入り口の 干上がった庭の池を指差して コレがチチカカ湖だ と 父とカカに騙された様な そんな悲惨な気分に陥ったわよおおおおおおっつ!!! 佳奈ったら 血も涙も無い女なのよおおおっつ!!! (泣)』 佳代 『････ナー姐 また太ったのか？』 奈乃 『(泣止) 太ったって何よっつ! またって･･･失礼ねっつ!!! ････いい佳代聞きなさい 女の身体というものはねえ～ ･･･寄せては返す大海の海原の様に 風が刻印する 砂丘の稜線のごとく･･･ それは 刻一刻と変化するものなのよ アンタだって数年前までは 幼児体型で床を貞子のように這いつくばって アタシの後ろをダンゴムシのように 毎日毎日 クッツイて来てたんでしょうっつ それが今では 食器棚の上にしまった駄菓子の山にだって 鷲掴みにして届く程 手も足も蚊トンボの様に伸びて 毎日 暇さえあれば ガツガツ貪るまで 成長したんじゃないの アンタみたいにねえ 女のホルモンとは無縁な 100円入れて遊ぶクレーンゲームの景品の チューインガムがびろ～んと伸びきった 出来損ないの ルパン三世 の体型に似た 栄養を与えれば日々無意味に成長する様な 子供 がしたり顔で 成熟した女に付いてまわる 性(さが) を語るには１０年早いのよっつ!!!』 佳代 『要するに･･･ 認めるんだな』 奈乃 『アンタは一体何を聞いていたの？ いい 女の身体というものはねえ アンタみたいに 毎日毎日 栄養を摂る度に 犬と猫とカラスと一緒に 野原を駆けずり回り カロリー全てを消費し切ったら 又栄養を摂る事を繰り返す 無限のイタチごっこをサルと続ける様な 子供の発育とは違って 成熟した女の身体はねえ･･･』 佳奈 『お姉さん こんな所で 何をしているの?』 奈乃 『（ギクっつ!!!） び･･びっくりさせないでよっつ!!! いつから後ろに居たのよっつ ほんとに くノ一みたいな子なんだからっつ 私の大事な もう一人の妹 と 話していたのよ 悪い?』 佳奈 『いいえ 所でそれは 頼んでいたお洗濯物を畳む事を 滞らせる程のものなのかしら？』 奈乃 『サボっている様に言うんじゃないわよっつ だから･･･今それをやろうとしていて アナタが声をかけた という事じゃないのっつ』 佳奈 『お姉さんが太ったのも同様に 私の気のセイだと言いたげね』 奈乃 『私は太っていません･･･』 佳奈 『嘘っつ 見てっつ ここにアリエルさんに頂いた 夏に撮った 証拠の写真があるのよ ････みんなで食事している時の･･･ ほらこれっつ お姉さんのお腹の所･･･ホラっつ スマホで ニョ～ン して 拡大 するとホラあっつ!!! こんなに下腹が出ているじゃないのっつ!!! 』 奈乃 『これはっつ･･･たくさん食べてビール飲んだから お腹が張ったダケでしょうっつ』 佳奈 『嘘よっつ嘘嘘っつ!!! ほらっつ見て見てっつ!!! ニョ～ン したお腹っつ!!! もっと ニョ～ン してあげる･･･ホラアっつ!!! ニョ～ン したからお姉さんの下腹が出てるのがよく分かるわっつ!!! どう？お姉さんっつ これだけ ニョ～ン しているのに まだ言い訳するのっつ!!!』 奈乃 『ニョ～ンニョ～ン 言うなっつ!!! アタシのお腹をこれ以上･･･ ニョ～ン したら承知しないわよっつ!!!』 佳奈 『お姉さんていっつもそうっつ 夏痩せて 秋太るのよっつ この時はマダ夏だっていうのに このお腹っつ』 奈乃 『だから、太ってないって言っているでしょうっつ!!! しつこい子ねえっつ･･･ブツブツ そもそもアタシはアナタが作る料理しか食べてないのよ アタシが太った事を責めているみたいだけど その責任の一端は アナタにあるという事でしょう ここに居る佳代も アンタの手の込んだ料理を 毎日狂ったキツツキの様に 無数に突付いて貪ってるから アンタが色仕掛けでパン屋から手に入れた ヤマザキ 「春のパンまつり」 の白いお皿がシャンプーハットになる位に 穴だって開くだろうし 腹だって出てくるのよ それを この子は 犬山ライン大橋に群がるカラスの大群を追い立てまわす様に 街中を徘徊して 散々カロリー消費して帰って来るから こんな蚊トンボみたいな身体を 維持していられるのよ アタシはこの子と違って 成熟した大人だから 全ての栄養を甘受する大人の度量というものが 備わっているの それを今更 肉じゃがの肉を抜いた所で 付け焼き刃で豪傑の暴飲暴食が 止まったと嘘ぶこうと 付き人が剛力彩芽の棒読台詞が 直らないと嘆こうと 何をしたって無意味なのっつ!!!』 佳奈 『お姉さん 夜中に 間食してるわね』 奈乃 『そんな事はしていません････』 佳奈 『嘘嘘っつ!!! 絶対間食してるわっつ!!! それも 思いっきりカロリーの高い････ そうよ、この前も食べてた様な･･･あんな･･･あんな････ ケーキ とか････ケーキッとかあ･･･ ケーキッツとかっつ!!!』 奈乃 『うるさいわねっつ!!! アタシが小躍りしながらケーキを鷲掴みにして貪り喰い 天にも昇る心地で 地の底から響き渡る 地獄の唸り声をあげながら 夜中に半笑いで ヒトリ女子会をやっているっていうの？ 冗談じゃないわっつ!!!』 佳奈 『別にそこまで言ってないし お皿だってシール溜めて貰ったのよ お料理だってそうよ 私はちゃんとカロリー計算をして 健康管理を心がけて作っているのに あの猛暑の夏に 痩せるんじゃなくて 太るなんてありえないわっつ ！あ 分かった･･･ どうしていつもワンピースだったお姉さんがビキニにしたのか 要するに胴体を出して 太った事をごまかしたかったのねっつ!!!』 奈乃 『なんて事言うのこの子はっつ!!! 実の姉を陥れる様な事をよくも平気で言えたものねっつ!!! ･･･ええ ええ そうですとも･･･どうせ 太りましたよおおおっつ!!! イベリコ豚が ドングリの代わりに グリコをオマケごと喰い散らかし 激しいリバウンドで コアラのマーチに変身しても ３００メートル激走した所で もう手遅れの様に アタシのお腹は バウンドしているわよっつ!!! ええ、ええ、 ケーキだってショートケーキなんて ケチなものを食べているなんて 思うんじゃないわよっつ!!! 巨大バースデーケーキを 毎晩ヒトリバースデーで 踊り喰いよっつ!!!! こうなったら見ていなさい･･･ 巨大10号ケーキを丸ごと頭に被り スクーターでGE◯まで DVDをレンタルしに往復しながら 一週間ヘルメット喰いして ギネスに認定させてやるっつ!!! あんた達も世界一恥ずかしい姉を持った妹として ついでにギネスに認定されるといいわっつ はははははははははははは思い知ったかっつ!!!』 佳奈 『････もうお姉さんの肉じゃがはじゃがいもも抜きよ』 奈乃 『だから冗談だからあああそれだけは許してよおおっつ（泣） だって肉じゃがから 肉もじゃがいもも抜いちゃったら もう何だか分から無いものになっちゃうでしょおおおっつ!!!(号泣)』 佳奈 『･･･じゃあ、今後はアタシの言う通り 節制出来る？』 奈乃 『するからあああああああっつ 何でも言う事聞くからあああああああああああ あんたが良く行くヤマザキデイリーストアの店主の前で 剛力彩芽の真似して「もう友達じゃない」 と 棒読みで言いながら 店中の おけさ柿ジャムアンドホイップ を カゴに放り込んで 狂った様に 佐渡おけさ を 店内で素踊りした後 中日ドラゴンズの球団マスコット 元祖キモ可愛キャラ ドアラの着包みに着替えて ジャンピング土下座して 買ってくるからあああっつ!!! 何なら全裸で洗濯物だって 畳むからああああああああっつ!!!(号泣)』 佳奈 『それはチョット見てみたい気もするわね･･･ウフフ じゃあ 皆で お洗濯物畳んだら 今夜は肉じゃがで ご飯にしましょう☆』 奈乃 『ううううううううううっつ･･･ありがとうカナあああああああ(滝涙)』 佳代 『･･････餌付けだ』 (つづく･･･) お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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