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カテゴリ:景
昼前に病院を出た
さて、これから何をしようか… 空は、どんよりとしていたが、雨は降らなさそうである 街を見れば、道端の植え込みのつつじが、鮮やかなピンク色の花を咲かせていた “そうだ!つつじまつりに行こう” 地下鉄に乗り込んで、一路、つつじまつりが催されている根津神社の最寄り駅である根津駅へ 地下のホームから地上に出ると、不忍通りは、平日の昼にもかかわらず、それなりの人手で賑わっていた 歩いて5.6分のところに、目的地の根津神社はある 今年で第38回を迎える『文京つつじまつり』 境内にある約2000坪のつつじ苑の敷地内には、約50種・3000株のつつじが咲き競う 早咲きから遅咲きのものまで種類が多いので、長い期間様々なつつじを楽しむことができるつつじ苑は、例年だと4月下旬前後が見頃だという 手を伸ばせば届きそうなところからつつじを見ることが出来るのだが、折角来たのだから間近で楽しもうと、200円を支払い入苑した 苑内は、白や赤、朱、複色、ピンクといっても濃淡のものから、紫にちかい色のものまで、実に様々な色合いのつつじが、それはそれは見事に咲いていた 早咲きのものだろうか? なかには、もう見頃を過ぎたものもだいぶ見られたが、まだまだ観賞には耐えうる まるで、段々畑のような段差のところに、それぞれのつつじがこんもりと咲いていて、上から見下ろすようにして眺めるつつじの光景は、それはそれは見事の一言 手入れされていることもあってか、今巷の道端で咲いているつつじたちと同じ花とは思えない 赤やピンクといった色調はかなり派手なのだが、周りに緑が多いのも手伝ってか、ふしぎと下品には感じず、華やかさのなかにも日本特有の控えめな美しさを感じた 苑内の外からつつじを見るのと、中に入ってでは、見る風景が驚くほど違う ここを訪れたら、200円をケチらずにぜひ入苑して、つつじを楽しんでいただきたい それにしても、ここを訪れている人たちの年齢層はかなり高い まぁ平日の昼間という時間帯ということもあるのだろうが、ほぼ中高年の方々で、ちらほらと外国人の方の姿が見受けられる程度 友人たち、夫婦連れ、観光客…と実に様々である つつじを見てまわっていると、自分の母親の年代の女性に『写真を撮ってください』と声を掛けられた 断る理由もないので引き受けたが、ちょっぴり緊張 渡されたデジカメで、つつじを前に3人並んでいる女性たちの姿を撮影する こんな時、撮った写真をその場で確認できるデジカメは便利だね 画像を確認してもらったら、満足していただけたようなので、ヨカッタ、ヨカッタ それぞれのつつじには、すべてではないが品種名が記されている そのなかで、人々の注目を集めていたのが、 『老いの目覚め』という名のつつじ “老い”という言葉に、皆反応されていた そんな名前がついたつつじは、名前とは反して、綺麗なピンク色をした小ぶりな花を沢山咲かせていた それから、皇孫敬宮愛子内親王さまの印であるゴヨウツツジ(白ヤシオ)や、黄色いつつじが何本か咲いており、目を惹くのか、珍しさも手伝ってか人だかりができていた 十分につつじを満喫すると、鳥居をくぐり抜け根津神社の境内を散策 祭りといえば屋台だが、殆どの屋台が営業していなかったので、ちょっぴり残念 それでも露天商や、甘酒売りの声を聞いていると、祭りらしい雰囲気を味わうことができた 実は気になっていたことがあって、つつじ苑でつつじを見て回っていた時から、ずっと甲高い声が聞こえていて、子供が愚図っているものだとばかり思っていた 境内を歩いていると、猿回しをしているのが見えて、ずっと耳にしていた声が、その猿によるものだとその時知った 猿回しを見るのは初めてなので、ちょっと興味津々 猿を操るは若い女性 どうも二人の仲はまだしっくり言っていないのか、どうもぎこちない お姉さんの指図、猿は全然無視して『キィーキィー』言ってるし… なんとか芸をさせようとするお姉さん その必死さがこちらに伝わってくる そんな空気を他の人も感じているのか、外野からは心無い野次が飛んでいたが、それでもお姉さん諦めず、見事猿に前転をさせたのでした (写真は、不甲斐ない芸を見せた謝罪ではなくて、ちょうど前転しようとするところね) 【第38回 文京つつじまつり】 根津神社にて 平成19年4月7日(土)~5月6日(日)まで 期間中のつつじ苑開苑時間は、午前9時~午後5時30分まで 入苑料…200円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月26日 19時01分09秒
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