|
カテゴリ:怒
仕事でお世話になっている社長さんから、今日オープンするお店に花を届けてほしいとの注文が入った
開店祝いといえば、定番はやはり胡蝶蘭 ということで、白とピンクの胡蝶蘭を1鉢ずつラッピング あいにく車は全部出てしまっていたので、マイカーに胡蝶蘭を積んで出発した お届け先は、しゃぶしゃぶを売り物にしている日本料理屋 裏口が判りづらかったので、店舗の入口から入った 中に入ると、すでに開店祝いの胡蝶蘭の鉢が整然と並べられていた 差出人を見ると、銀行の頭取など錚々たる名が並ぶ 開店2時間前だというのに、やけに店内はひっそりとしている 店の入口のカウンターに、制服に身を包んだ従業員らしき男女がいた 特に何しているわけでもなく立っているだけ 『おはようございます、胡蝶蘭の鉢をお持ちしました』 と、こちらが声を掛けても、何も言わないし、見向きもしない 『胡蝶蘭の鉢は、どちらに?』 と尋ねると、男が顎先で床を指し、 『そこに置いてください』 と、ぶっきら棒に言った “なんだ?その態度は…” 別に誰彼かまわず愛想振りまけとは思わないが、接客商売なら、もうちょっと態度改めたほうがいいんじゃないの? いくら今は客相手じゃないとしても、もの凄く不愉快 それに第一、差出人である社長さんは、今日のオープンを祝ってのことだというのに、贈った胡蝶蘭がまさかこんな扱いを受けているだろうとは夢にも思っていないだろう 社長さんの行為が踏みにじられたようで、それが何より腹立たしい と、色々なことを思いつつ、胡蝶蘭を床に置く 昨日から膝が痛くて曲がらず、しゃがむことができないので、胡蝶蘭を床に置くのには一苦労した 足を揃えて、胡蝶蘭を両手に持ち、身体を前に屈めて、鉢が床に触れたら手を離す それは、まるで立位体前屈の計測をするかのような姿勢 立位体前屈では、指先が床につくぐらいの柔軟性が自分にはあって、助かった 受領印にサインを貰って、『ありがとうございました』と言って去る時、最後こそ男女揃って『ご苦労様でした』なんて言っていたけれど、偉そうというか、人の事を見下しているというか、終始不愉快な態度だった そんな従業員の態度を見て、こんな店に食事に来るか!って思った まぁ肉嫌いだから、しゃぶしゃぶが売り物のこの店に間違っても来ることはないか なんて、一人で勝手にああでもない、こうでもないとしょうもない事を頭の中で巡らせていた ムカムカしている自分とは裏腹に、外は今日もいい天気だった… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月02日 12時12分57秒
[怒] カテゴリの最新記事
|