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カテゴリ:思
今日から3月
花の配達途中、信号待ちをしているときにすぐ傍の公園に目を向けると、紅白の梅が見事な花を咲かせていた 自分が好きな花である木蓮の樹は、春の訪れを今か今かと待ちわびているかのように、蕾を大きく膨らませている 降り注ぐ太陽の陽射しは、暖かさのなかに優しさを感じ、なんとも気持ちがいい いつもは窓を閉めきって暖房を入れている車内も、今日ばかりは窓を開け放った 車のスピードをあげると、なんとも心地の良い風が頬を伝わっていく 春はすぐそこまで来ているんだなぁ 春を思わせる陽気に誘われて、すっかりご満悦なのかと思いきや、暖かな陽気とは裏腹に自分の心には翳りが生じていた 日々を過ごしていくなかで、大なり小なり何かしらは抱えているが、今日一日だけでたくさんのことが自分の身に降りかかってきてしまったからである それらは、自分ひとりでなんとかなるものであるのなら、疲れている身体に鞭を打ってでも奮い立たせて躍起になることもできるのだが、いかんせん対象となるものが漠然としすぎていて、目の前に立ちはだかっているものに対してどうしたらいいのか解らず悶々としていた “どうして?” と、疑問に思うだけでは何も始まらない “なんで自分だけがこんな目に遭うのか?” と、運命を呪ってみたところで何も生まれない “自分には関係ない” と、目を背けても現実からは逃れられない これは因果なのだ 自分の身辺に起こるべきして起きた出来事なのだ それならば、今現実に直面していることから目を背けることなく、ひとつひとつ解決していこう 今までも数多の苦難が自分の前に立ちはだかった 時には挫折し、またある時には光を見失って彷徨い続けたこともあった ここまで歩んできた道のりは決して平坦なものではなかった それでも、なんとかこうして生きている きっと、今回も自分なりに答えを見つけ出して、一歩一歩踏み出していける筈である 梅や木蓮の樹を見て春の息吹を目の当たりにし、太陽の日差しを浴びて、春を感じた今日 まだまだ、そんなところに目がいくということは、心に余裕がある証拠 いや、無意識のうちに心の拠り所を求めていたのかもしれない とはいえ、暖かな陽気は自分の背中を後押ししてくれた ほな、頑張りますか 辛くなったら、空を見上げよう やわらかな陽射しは、きっと荒んだ心を労わってくれるに違いないから 【今あなたが不運な状態にあるなら、それはあなたがそうなるように仕向けた結果です。逆に、今あなたが幸運に恵まれているなら、それもあなたがそうなるように仕向けた結果です】 (アメリカの啓蒙家 J・マーフィー氏の言葉より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月04日 20時00分34秒
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