|
カテゴリ:薦
お香は好きなものの、自宅では殆ど焚かない
つよい匂いを部屋に漂わせたくないからだ とはいえ、最近疲れが溜まっているせいか、ちょっと気分をリフレッシュしたかったので、自分のなかでの掟を破り、久しぶりに焚くことにした お香の香りは、木の温もりを感じさせる“白檀” これが、ほんといい香り 置いておくだけでも、品のある香りがするが、火を点すことによって、より一層雅な香りが増す 青白く揺らめく煙がゆらゆらと立ち昇ると、部屋には気品に満ちた香りが立ち込めてきた 白檀って、どことなく懐かしさを思わせる香りなんだよねぇ はるか遠い記憶のことだから定かではないが、幼少の頃、これに似た香りをよく嗅いでいたような気がする そんな思慕の念が、白檀の魅力に引き寄せられたのかもしれない 白檀の香りに包まれると、心が落ち着く 自分の中で燻っている焦りや不安といったものが、浄化されていくのがわかる それは根本的な解決ではなく、ほんの一過性にすぎないことだと分かっていても、四六時中肩肘を張って生きているとやはり疲れる 音もないヒッソリとした部屋のなか、静かに目を閉じる… しばしの安息に縋る思いで、自分の身を香りの中へと絡ませた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月06日 19時13分26秒
[薦] カテゴリの最新記事
|