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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年03月08日
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ようやくやってきた2週間ぶりの休日
いつもなら2週間ぐらい休みが無くても、“ランナーズハイ”ならぬ“ワーキングハイ”とでも言うのか全然平気なのだが、ここのところ忙しかったうえに、ちょっと精神的にも参ったところがあり辛かったので、待ちに待った休日だった
今月は後半もかなり多忙を極めることは確実なので、今日はこれからに備えて、おとなしく身体を休めることに
とりあえずはゆっくりと睡眠をとり、あとは部屋の掃除や、鎖骨のあたりまで届きそうなほど長く伸びきっていた髪を切りに行こう
と、漠然とながらも今日一日の過ごし方を考えていたのだが、母が、
『仏壇を見に行きたい』
と言い出したので、付き合うことに

そうか、祖父が亡くなって今年で三回忌か
早いな、月日が経つのは…
母は母なりに以前からけじめをつけたかったらしく、三回忌を機に仏壇購入を決心したという
そんな折、新聞の折り込みチラシのなかに仏壇の直売会の報せが入っていたので、そこへ行きたいとの事
手渡されたチラシを見ると、工場直売なので、複雑な流通システムの中間マージンが一切かからず、一般で購入するよりも半額近くは安いんだとか
はじめは「仏壇屋ァ!?」なんて思ったが、そう足を運ぶ機会が無い場所なので、お伴することに
チラシに載っていた地図を頼りに、車を出した

「この辺りだと思うんだけれど…」
車を走らせていると、住宅街の一画に『東京仏壇』という看板が目に飛び込んできた
工場直売というだけあって、外見そのものは昭和を感じさせる古びた工場といった感じ
おおよそ仏壇が販売されているとは思えないようなところではあったが、車を駐車場に止める
敷地内はひっそりとしていた
チラシを出しているわりには、賑わいも人影も無い
まぁ、仏壇が安いからといって、そう喰いつく人もいないか
社員らしき中年の男性が歩み寄ってきたので、仏壇購入の意思を伝えると、会場へと案内された

仏壇直売会場
まるで保管倉庫のような建物の中に入ると、そこには所狭しと仏壇が並べられていた
一言に仏壇といっても、上置タイプのものから、台付仏壇まで大小さまざまで、価格も数万円台のものから、上は百万単位のものまである
それぞれの仏壇には価格の札が2枚つけられており、それぞれ、“通常価格”“工場直売価格”となっている
その2つの値札を見比べると、たしかに4割から半額ちかく安くなってはいるのだが、そもそも仏壇というものの相場価格というものが判らないので、いまいちお買い得感が沸いてこない
わかる人が見れば安いと思うかもしれないが、仏壇に興味がない自分としては、値引きされた価格を見ても高いと思ってしまう

母は、チラシに目玉商品として載っていた仏壇を前にして、案内してくださっている担当の方と「ああでもない、こうでもない」と言っている
若干手持ち無沙汰気味だった自分は、横で黙って聞いていても退屈するだけなので、ひとり会場内を見て廻ることに
さほど広くない会場の奥には作業場を垣間見ることができた
工場直売と銘打っているだけに、ここで仏壇が作られているのだろう
しかし、今日は土曜日ということもあってか作業は行われていないようで、ひっそりと静まり返っていた

東京仏壇それにしても、工場の外に『東京仏壇』と掲げられていたが、ブランド名なのだろうか?
東京仏壇とは…
黒檀や紫壇など高級木材のことを“唐木”と指し、その唐木を使用した手作り高級仏壇のことを『東京仏壇』というそうで、木目を活かしたつくりの仏壇は長い年月の使用に耐え、扱いやすいことが特徴とのこと
その東京仏壇は、伝統工芸品として東京都から指定されているだけあって、ひとつひとつ見て廻っていると、実に細やかな彫りが施されていて、それらは芸術品と言っても過言ではないような細やかな仕事がなされている
自分の中で仏壇といえば黒というイメージがあったのだが、家具調の明るいものもあり、確たる伝統の技を守り受け継ぎつつも、時代のニーズに合った柔軟性も持っているのだと感心させられた
現に、店員さんの話によると、仏壇を購入される方は材が明るめのものを選ばれることが多くなってきているんだとか

仏壇選びをしている肝心の母は…というと、はじめは広告の目玉商品の仏壇を買うつもりでいたらしいのだが、やはり色々と数があると目移りするらしく、散々迷った挙句、ひとつのものを選んだ
『どう?この仏壇』
って言われてもねぇ…
意見を求められても、ものの良し悪しだなんて、仏壇素人の自分には判らないよ
『いいんじゃないの』
なんて、気の無い自分の返事を真に受けたかどうかは定かではないが、ようやく購入する仏壇を決めた

これで終了か?
と思いきや、これはまだ序章にしか過ぎなかった
次は仏壇の中に置く仏具類を揃えなければならない
位牌、仏飯器、高坏、線香差し、リン、掛け軸、吊り灯篭…数え上げたらキリがないぐらいに色々な仏具があり、これまた値段はピンからキリまである
で、厄介なのが、これらの仏具類は宗派によって飾り方が変わってくるということ
へぇ~そうなんだ
そこは餅は餅屋で、我が家の宗派を伝えると、接客を担当してくださっている方はテキパキと仏具類を揃えてくれる
なんでも我が家の宗派は、全部完璧に揃えるとなると、それはそれは大変な金額になるらしいのだが、今どき厳密に買い揃えているご家庭はそうそう無いそうなので、最低限必要なものだけを買い揃えた
それでも最終的には、当初の予算をだいぶオーバーしていた
まぁこればかりはケチるものではないからねぇ

普段生活していると自分のことだけで精一杯になりがちだが、そんな自分が今あるのも、ご先祖様があってのことなんだなぁ…と、仏壇を見て廻るうちに思った
祖父母、父と母、そして自分…
そこには、目には見えないが脈々と生命と血が受け継がれているわけで、そう考えると、ご先祖様を敬う気持ちは心のどこかに持ち続けていたい
そんな思いを胸に、会場を後にした







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最終更新日  2008年03月11日 19時06分04秒
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