1107344 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

芍藥の歌

芍藥の歌

カレンダー

サイド自由欄

当ブログは
『人気ブログランキング』
『にほんブログ村』
にお世話になっております
今後ともご愛顧の程、
宜しくお頼み申し上げます

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ

天使とポピー

あゝ平凡なる
我が人生に幸あれ


◆次回予告◆


カテゴリ

カテゴリ未分類

(34)

(50)

(46)

(72)

(98)

(92)

(27)

(105)

(99)

(71)

(38)

(36)

(38)

(22)

(65)

(79)

(43)

(109)

(37)

(62)

(79)

(46)

(75)

(37)

(54)

(90)

(89)

フリーページ

山村美紗サスペンス


マラッカの海に消えた


京都・グアム島殺人旅行


伊勢志摩殺人事件


清少納言殺人事件


十条家の惨劇


京都花見小路殺人事件


水仙の花言葉は死


骨の証言


京都紅葉寺殺人事件


京料理殺人事件


その日、あなたは死亡し…


宵桜殺人事件


京都・沖縄殺人事件


愛人旅行殺人事件


針供養殺人事件


京都白梅寺殺人事件


流れ橋殺人事件


京都西陣殺人事件


花嫁衣裳殺人事件


死ぬ前に電話を!


赤い霊柩車


死の誕生パーティ


京都離婚旅行殺人事件


時代祭に人が死ぬ


愛のメッセージ


スターガザールの殺人


京都三船祭り殺人事件


恐怖の賀状


京都島原殺人事件


消えた配偶者


越前海岸殺人事件


福寿草の殺意


アメリカ人の遺書


黒百合の棺


芙蓉の花は血の色


三十三間堂の矢殺人事件


京都化野殺人事件


夏の密室殺人事件


京都堀川陣屋の殺人


呪われた密室


華やかな復讐


長崎殺人物語


二つの墓標


山茶花寺殺人事件


京都恋供養殺人事件


彼岸花が死を招く


故人の縊死により


聰明な殺意


竜の寺殺人事件


十二秒の誤算


京都詩仙堂殺人事件


愛の飛鳥路殺人事件


危険な遊び


雛祭り殺人事件


京都・神戸殺人事件


京都やすらい祭の殺人


双子の棺


冷泉家の羽子板


坂本龍馬殺人事件


京舞妓殺人事件


盗まれたエメラルド


孤独な証言


偽装の回路


京都不倫旅行殺人事件


京都花の艶殺人事件


毎月の脅迫者


くらやみ祭に人が死ぬ


京都顔見世殺人事件


恋の寺殺人事件


呪われたルビー


楊貴妃殺人事件


死化粧は菊の花


哲学の小径の少女


京都大原殺人事件


胡蝶蘭殺人事件


平家伝説殺人ツアー


人形寺殺人事件


京菓子殺人事件


死人が夜ピアノを弾く


京都鴨川殺人事件


ツタンカーメン王のえんどう豆


あゝ華麗なる観劇記録


愛しの1996年


華やかな1997年


絢爛たる1998年


2008年03月18日
XML
カテゴリ:
職場に、以前勤めていた男性が懐かしい顔を覗かせてくれた
何年ぶりだろうか?
すぐには思い出せないほど、久しぶりである
特にこれといって用事があるわけではなく、たまたま近くを通りかかったので、顔を出してくれたんだとか
なんだか、そういうのって嬉しいよね

近況を聞くと、腎臓を患ってしまい、今は自宅で朝昼晩と1日3回透析をうけているのだという
それを聞いて、驚きのあまり、思わず返す言葉が見つからなかった
前々から身体は丈夫とはいえなかったけれど、そこまで体調が悪くなっていたとは…
腎臓を患ったことに関しては、様々な要因があるようなのだが、仕事がハードだったこともあって、体調の異変に気づきながらも病院になかなか行かず、結果的に今に至っているという
それで、そのスタッフにこう言われた
「くれぐれも無理はしないでくださいね」
経験した者だからこそ言える、すごく重みのある言葉
自分が仕事で多少なり無理をしている姿をその男性も知っているので、声を掛けてくれたんだと思う
本来なら、腎臓を患って普通の生活がなかなか儘ならない男性に対して、自分が勇気づけて励まさなければならない立場なのに、逆に心配してもらうだなんて…

ミュシャ腎臓の病気や透析に関しては、ほとんどと言っていいほど知識を持っていないのだが、男性の話によると、病状は回復に向かうことはなく、現状維持、もしくは悪化の一途を辿るのみなんだとか
自分の前では、おどけた表情を見せるなどして気丈に振舞ってはいるものの、時々ふと覗かせる寂しげな表情に、彼が抱えている大きな闇を垣間見たような気がした
その闇を自分は払拭してあげることができない
彼の話にただただ耳を傾けるだけである
何か声を掛けてあげたいという気持ちは自分の中で渦巻いているのだが、その思いをうまく言葉にすることができない
我ながら、言葉のボキャブラリーの少なさには嘆きたくなる
結局、ろくな言葉を掛けることもできないまま、つかの間の再会の時は終わった

大病を患ってもなお前向きに生きようとする男性の姿には、大きく揺さぶられるものがあった
生きることへの執着心にも似た人間の力強さを見たと同時に、どんな状況下に置かれてもそれらの事実を受け止めて生きていかねばならないという、抵抗する術がない人間の非力さをも見た
去っていく彼の後姿を見ながら、言葉では言い表すことのできない悶々とした感情を抱くのであった







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年03月20日 08時43分39秒
[思] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.