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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年04月19日
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今日は仕事が休みということで、東京都江戸川区は東葛西にある雷公園を訪れていた
大通りからちょっと奥まった住宅街のなかにあるその公園は、土曜の昼時ということもあってか、子供たちが賑やかな声をあげて遊んでいたり、近所のご婦人たちがベンチに腰掛けて談笑していて、なんとも仄々とした時が流れている

そんな公園にわざわざ何しにきたかというと、それは数日前に見た、ある新聞記事がキッカケだった
讀賣新聞の地域版で、“緑色の桜”が満開になったことを報せる記事が載っていたのである
緑色の桜!?
その桜の存在は、記事を読んで初めて知った
新聞には写真も掲載されていたが、ぜひ自分の目で珍重されているという緑色の桜を見てみたいと、車のハンドルを握り出向いたというわけ

四方が見渡せるほどのさほど広くはない公園には、八重桜が咲き誇っていた
今日は風が強いせいか、鮮やかなピンク色をした花は、右へ左へと揺れている
今時期の目立った花木といえばそれだけで、あとは緑生い茂った木々ばかり
緑の桜なんて見当たらない
もしかして、昨日の激しかった雨風に晒されて、ぜんぶ散ってしまったのだろうか?
すると、公園の隅の方にある1本の樹をカメラで撮影している人がいた
よく見ると、樹の幹の周囲には柵が設けられていている
もしや、あれが緑の桜!?
でも、どう見ても葉桜なんだけれど…

これが桜の樹?
近づいてみると、やはりその樹が、新聞に取り上げられた緑の桜だった
やっぱり、昨日の台風並みの雨風で散ってしまったんだ…
と、樹を見上げたときだった
!!!!!
それはそれは見事なまでに、桜が咲いていたのである
その花びらは紛れもなく淡い黄緑色をしていた
考えてみれば、花びらが黄緑色をしているのだから葉っぱと同化して見えてしまうのも無理はない
こうして間近で見上げてみないと、これは気づかないよ
遠目で見ると、ただの青葉茂る樹にしか見えないもん

御衣黄樹の傍に立てられている説明板に目を遣った
桜の名前は、“御衣黄(ぎょいこう)”という
八重桜の一種で、淡黄緑色の花は4月中旬から下旬にかけて開花する
この桜は数が少なく、花の色が珍しい希少種ということで珍重されているとのこと

御衣黄の樹を見上げていると、物珍しい桜を前にして感動を分かち合いたいのか、
「桜には見えないわよね」
「初めてみるワ」
と、何人かのご婦人に声を掛けられたので、
「そうですね」
「新聞記事を見て来たんです」
などと、他愛もない言葉を交わした

桜といえばピンクというイメージが強いから、御衣黄の花を見てもいまいち桜と結びつかない
こうして花を愛でていても、なんだか変な気分である
傍から見たら希少な桜とは判らないから、あの青年は樹を見上げて一体何をしているのだろう?と思われているに違いない
それほど、珍重されている桜というわりには、御衣黄の樹はひっそりと佇んでいた

御衣黄の花びら
花びらをよぉく観察してみると、紅い筋のようなラインが入っている花もある
御衣黄には、花びらの中心に白い線があり、満開を過ぎると、その線は鮮やかな紅色に変化すると説明板に書かれていたので、今年の見頃は終焉を迎えつつあるのだろう
御衣黄の花の終わりは、花びらがハラハラと舞い散るのではなく、花一輪がそのまま落花する
樹の足元を見ると、いくつもの花が落ちていた
自分が花を撮影している間、ご婦人たちがしゃがみ込んで何かしていたのは、落花した花を丁寧に拾い上げて記念に持ち帰っていったようだ
選り取り見取りしていったのか、綺麗な花びらは殆ど残っていない
自分も記念にとの思いで土のうえに鎮座している花をすくうと、掌に収めたのだった







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最終更新日  2008年04月21日 19時00分22秒
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