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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年04月27日
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カテゴリ:
わすれな草
小さな花が咲いていた
夏の青空を思わせるような、きれいなスカイブルーをしている
その花の名は『わすれな草』
花言葉は“わたしを忘れないで”

さわやかな花色とは裏腹に、なんともせつない花の名前と花言葉であるが、それは中世ドイツの悲恋伝説に由来する
その昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲く青い花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川に転落してしまう
ルドルフは川の流れに呑みこまれるなか、最後の力を尽くして花を岸に向かって投げ、
「Vergiss mein nicht!(僕を忘れないで)」という言葉を残して、亡くなってしまった
残されたベルタは、ルドルフの墓にその青い花を供え、彼の最期の言葉を花の名にしたという
(某サイトより引用)


自分は、生まれてからずっと同じ地域に住んでいるので、近所の方と顔を合わせれば、会釈なり、一言二言言葉を交わしたりする
自宅から程近いY字路の角の家に住んでいるご老人は、とても愛想がよかった
顔を合わせるたびに、ニコニコとした表情をして、他愛もない会話をする
ここ最近は久しく姿を拝見しなかったのだが、今日家の前の道を通ろうとすると、ご家族の方と一緒にいるのを見かけたので、いつものように「こんにちは」と挨拶をした
すると、どうだろう
いつもなら、柔らかい表情で、「これからお出かけかい?」なんて声をかけてくるのに、今日にかぎってはどこか様子がおかしかった
こちらに顔を向けたものの、キョトンとした表情をするだけで、なんら反応が無かったのである
視線はどこか虚ろで、覇気が見られない

その時は、あまり深くは考えなかったのだが、あとで、ご老人が認知症にかかっていることを知った
その事実を聞かされて、今朝の不可解な接し方の理由がわかった
相手にしてみれば、自分のことは忘れてしまっているので、突然見ず知らずの人に声を掛けられて、キョトンとしたのだろう
でも、その話を聞かされたからといって、ふたたびご老人に会ったとき、以前と変わらぬように挨拶するだろうな、きっと
たとえ相手が自分のことを覚えていなくても…
だって、自分は忘れていないわけだから、無視して素通りしていくだなんてできないよ

Vergiss mein nicht!
今日もわすれな草は静かに咲いていた…







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最終更新日  2008年04月30日 18時16分01秒
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