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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年04月28日
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カテゴリ:
まだ朝早い時間
人通りが殆どない道を歩いていると、前から歩いてくる中年の男性に不意に声を掛けられた
「ちょっといいですか?」
そう言われた場合、大抵は怪しい勧誘のことが多く、「時間が無いので…」と、立ち止まることはない
しかし、今声を掛けてきた男性は、なにか切羽詰っているというか、困ったような表情をしていたので、足を止めた

「この電話の出かたを教えてほしいのですが…」
そう言うと、男性は手に持っていた携帯電話を差し出してきた
???
男性から発せられた言葉が意外なことだったので、少々戸惑ってしまった
だが、考えてみれば、携帯電話の扱いに不慣れな人もいるだろう
操作の仕方を教えてから男性に携帯電話を返した
男性は、電話を耳にあて、「もしもし」と繰り返していたが、首を傾げている
どうやら通話ができないらしい

「この携帯電話、ちょっとみてもらえますか?」
男性は、再び携帯電話を差し出してきた
あのォ~
自分は、ただ通りすがっただけで、携帯電話の会社の人間でもなんでもないんですけれど…
そう思いながらも、困っているのなら…と、携帯電話を受け取り、受話音量の設定や機能など調べた
が、とくに異常は見られなかった
その旨を伝えると、
「ここに書いてある電話番号に掛けてみてください」
と、1枚のメモ用紙を渡されたのだった
???

そのとき、自分のなかである疑念が湧き上がった
今までは、男性が携帯電話の扱いが不慣れで困っているとばかり思っていたが、ひょっとして、これって新手の勧誘か何かの手口だろうか?
電話をかけることによって、トラブルに巻き込まれるかもしれない
いや、でもそれはあくまでも自分の想像であって、男性は本当に困っているかもしれない
自分のなかで、なにか釈然としないものを抱えながら、渡されたメモ用紙に書かれている番号を押した
『………………』
コール音もしないことから、どうやら携帯電話の本体自体に異常が見られるのだろう

SH903iすると男性は、ある地名を挙げて、ここからどうやって行ったらいいのか?と尋ねてきた
話によると、配達に来たものの、土地勘の無いところなので道に迷ってしまい、会社から渡された携帯電話を使おうにも繋がらず困っていたのだという
それならそうと、携帯電話の具合を自分に見せるのではなく、はじめから場所を訊ねればよかったのに…
幸いにも、男性が向かうべく行き先は自分は知っていたので、道程を説明
男性は礼を述べると、軽トラックに乗り込んで、静けさのなかに包まれた朝の街を疾走していった

あの男性、本当に困っていたんだねぇ
相手は、藁にもすがる思いで自分に声を掛けてきたというのに、自分ときたら、怪しいヤツ!と思ってしまうだなんて、よほど人間不信なのだろうか?
いや、あんなシチュエーションだったら、疑いたくもなるでしょ
まぁ、なにはともあれ、微力ながらお役に立てたようでなによりです







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最終更新日  2008年05月01日 18時23分40秒
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