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カテゴリ:勤
お客様から注文をいただいた
祖母の還暦祝いに花束を贈りたいとのこと 還暦といえば、赤いちゃんちゃんこ という事は、赤い花束か?なんて、馬鹿の一つ覚えのような安直な発想をしたが、お客様の要望は違った 「ユリを使って清楚な感じに」 “明るい”だの、“豪華に”といった注文だと、イメージが浮かびやすいのだが、「清楚な感じ」と言われても、わかるようでわからない 清楚って、どんな感じなんだろ? 上品な感じに仕上げれば、それっぽくなるか お客様が希望されたのは、大輪の見事な花を開かせるオリエンタルユリ 今あるのは、濃いピンク色のものと、中心が淡い黄色味を帯びている白いユリの2種類のみ 清楚といったら白だろうと、白いユリをチョイス それから、全体的に色をまとめようと、白いスプレーバラ、かすみ草、それに黄緑色と黄色が混ざったような色をしたデルフィニュームを使用 清楚という注文のわりには、大振りに作って欲しいとのことだったので、花の丈を最大限に活かし、これでもか!と言わんばかりに豪勢な花束を組んでいく あまりにも大きいので、花束を組んでいる左手がプルプルと震えてくるほど 全体の色調が白いので、なんだか法事用の花束みたいになってきたけど、大丈夫かなぁ… すべての花を挿し、最後にアレカヤシの葉を入れて完成 両腕で抱えるほどの豪勢な花束となった あとはラッピングをして完成 リボンの色を白や紫、水色といったものにすると、それこそ故人へ捧げる花束となってしまうので、少しでもお祝い感を出そうと銀色の太目のリボンをチョイス 自分なりに清楚な感じで作ってみたんだけれど… と、完成した花束を手渡すと、お客様は大変な喜びようだった ご満足していただけたみたいで、ヨカッタ~ 還暦祝いというと、明るいイメージがあったので、今日のような注文はちょっと意外 白い花が好きな方なのかな? それならそうと、清楚な感じに…という遠まわしな言い方じゃなくて、もっと分かりやすいイメージを伝えてくれればいいのだけれど… 手が空くと、さきほどから気になっていた“清楚”という言葉の意味を辞書で調べてみた 【清楚】 飾りけがなく、清らかなこと (辞書調べ) う~ん… やっぱりわかりそうで、わからない漠然とした感じだなぁ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月27日 21時29分28秒
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