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カテゴリ:勤
ラッピングした花束を、さらに華やぐ雰囲気を醸し出すために使用するアイテムがリボンである
1本の細長いリボンから、たくさんのループを左右対称に作り上げていくと、まるで大輪の花が咲いたようなリボンに仕上がっていく このリボン、今でこそ自分はササッと素早く作ることができるが、花屋に勤め始めた頃は、不器用なのでなかなか作ることができなかった リボンを作る際に中心部分を押さえている指先は攣るし、形は崩れてくる 慣れればそうでもないのだが、覚え始めのときは「自分につくれるのだろうか?」と思うぐらい難儀な業に思えた ここ最近は、新しく採用したスタッフの教育係を務めている 花の仕事はまったくの未経験者なのだが、花は好きだというし、なによりやる気マンマンなので、教え甲斐もあるっちゅうもん その新人スタッフに、リボンの作り方を教えることに 言葉で説明するよりは、指の動きを見たほうが判りやすいので、リボンを同じように手に持ち、ひとつひとつの動作を一緒にしていく そうすれば、全く同じリボンができる筈なのだが、それがそう簡単にはいかない これがリボン作りの奥深いところ ループの大きさがバラバラになったり、リボンを押さえている指がずれて、形が崩れてきてしまうのだ かなりの難儀に、新人スタッフは悪戦苦闘 首を傾げながら、自分の指先の動きを確認しては、リボンと格闘する うんうん、判るよ 自分もね、初めの頃はそうだった 見てるのと、実際作ってみるのとじゃ大違いなんだよね 流れるようにして、リボンを作りあげていく自分の指の動きを見ていた新人スタッフが、 『魔法の指みたいですね』 と、一言 いやいや、別にタネも仕掛けもないから こればっかりは慣れだよ 練習すれば誰にでもできる業 だって自分も初めは、まったく作れなかったんだから 綺麗なリボンができるようになるまで、半年ぐらいはかかったかな? (リボン作りが苦手で、作らないように避けてたから…) まぁ数をこなしていけば、そのうちうまく作れるようになるから心配することはないよ 練習あるのみ! 今日の格言 【なせばなる なさねばならぬ何事も】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月28日 18時26分43秒
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