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カテゴリ:騒
スタッフが外から帰ってくるなり、
「なんで電話に出てくれないんですか?」 と言ってきた なんでも、出先で聞きたいことがあって携帯電話にコールしたらしいのだが、自分は全く気づかなかったのだ というのも、ちょっと用事があって車を運転していたので、着信音が鳴らないドライブモードに設定したままだったため それでどうしたのか訊くと、自分と連絡が取れないため、職場に電話して、社長に指示を仰いだという 社長!? 社長は今日は東京には居ない筈なんだけれど… でも、電話口に出たのは、間違いなく社長だという 何時頃の話かと訊くと、14時頃とのこと その話を聞いて、ますます話の信憑性は低くなった というのも、自分が出先から帰ってきたのが2時ちょっと前 それからズーッと職場にいるが、社長の姿は見ていない いる筈のない人物が、電話に出られるわけないでしょ 自分以外にも数人のスタッフがいたが、その誰もが社長は見ていない もしかしたら、他のスタッフの声を社長と勘違いしているのかと思ったが、声や口調は間違いなく社長だと言い張る それじゃあ、職場に掛けているつもりで、どこか他の番号を押したんじゃない? たとえば社長の携帯番号とか するとそのスタッフは、番号は知らないし、間違いなく職場に電話を掛けたという そんなに言い張っても、現に自分を含め、他のスタッフ達も社長の姿を見かけた者はいないんだから、社長が電話に出ることができるわけがない スタッフは、職場に電話を掛けたら、社長が出たという しかし、その時間帯に自分達はいたが、社長の姿は見かけていない どうでもいいような話だが、スタッフは自分は嘘をついていないと意固地になっているし、なんや分からないけれど、訳がわからなくて薄気味悪い話やなぁ 謎を解く鍵として、考えられるのは3つ 一つ目は、スタッフが勘違いしているか、嘘を言っている 二つ目は、社長が職場のどこかに隠れていて、こっそり電話に出た そして三つ目は、スタッフの誰かが社長の声色を真似て電話に出た 思いつくのはこれだけだが、はたして、それぞれそんな事をしたところで、何のメリットがあるというのだろうか? だとしたら、一体… ん!? ちょっと待てよ 自分は肝心なことを聞き逃していたことに気づいた それは、「14時過ぎに職場に電話した」というスタッフの証言 自分は昼前に、仕事でちょっと外出をして、14時前に戻ってきた それからというものの、職場にある電話のコール音は1回も鳴っていない これはどういうことだろうか? 職場の電話は鳴っていないのに、スタッフは電話を掛けたといい、職場に社長は居ないのに、電話には社長が出たという その事実を知ったとき、自分の中で閃くものがあった トリックが、わかった!! 自分の推理を確認するために受話器をあげると、ある電話番号を押した それは、職場の電話番号 本来なら、掛けている電話番号に電話を掛けているのだから話し中の筈なのだが、数回のコール音のあと、相手は出た その声の主は社長だった 『やっぱり、転送電話やったんや!』 実は以前にも同じようなシチュエーションがあったので、もしや?とは思ったのだが、またしてもトリックの真相は転送電話だったか というのも、自分も外に出てしまって職場を留守にしてしまったので、留守中の応対ができないのはマズイ…と、職場に掛かってきた電話が社長所有の携帯電話に転送されるよう、社長自身が電話設定を仕掛けていたというわけ それならそうと、一言言ってくれればいいのに… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月18日 06時56分09秒
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