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カテゴリ:騒
今日11月29日は、三の酉
ということで、酉の市を訪れるために、“酉の市”起源発祥の地である、浅草・鷲神社へ 車を走らせ、国際通りまで来ると、歩道には提灯や屋台のたくさんの灯りが煌々と輝き、闇夜を明るく照らしていた 道を行きかう人々は、大なり小なりの縁起熊手を手にしている 今はかなりの不景気だけれど、あんな大きな熊手を買っていく人いるんだぁ 儲かってんだなぁ… いや、こんなご時勢だからこそ、福を沢山かき集めるために、大きいのを買うのか? でもあの大きさだとウン万円、いやウン十万はするでしょ… と、大きな大きな縁起熊手を担いで歩く人の姿を、圧倒されながら見過ごす さてさて、只今の時刻、22時30分過ぎ 寒いです… で、鷲神社の近くまで来たら、なんとまぁビックリ! なんなんだ? この混雑ぶりは! 鷲神社に向かう人たちが長い行列を成しているではないか しかも、並んだものの、この列がビクとも動かない 一昨年、去年と、鷲神社の酉の市を訪れているが、浅草酉の市の人出は覚悟してはいたものの、まさかここまで長蛇の列ができているとは思いもしなかった 夜遅めなら大丈夫かと思ったんだけれど、考えが甘かった… それだけ、皆縁起を担ぎたいんだね 今まさに、不況の時代の世相がここに反映されているというわけか いつ神社の中に入ることができるのか分からない状態で、寒空の下待つのは辛い とはいえ、このまま酉の市を諦めるわけにもいかない ということで、ちょっと混雑が落ち着くまで、周辺で時間を潰すことにした 鷲神社の周りにたくさん軒を連ねている出店を見て廻っていたら、気づけば時刻は24時を過ぎていた ちょっと楽しみすぎた… 急いで鷲神社に行くと、蜘蛛の子を散らしたかのように、人影は疎らになっていた さきほどまでの賑わい、混雑ぶりが嘘のようである それもその筈 酉の市の開催時間は、0時から24時までだからだ 縁起熊手を売っている店では、一仕事を終えて安堵の表情を浮かべる売り子の人たちや、片付けているところもあり、祭の終焉を迎えつつあるようだった そんななかでも、熊手の売買が成約した証しの一本締め・二本締めの掛け声が遠くから聞こえたりして、酉の市の風情を味わうことは十分にできた 極彩色に彩られた縁起熊手の数々を見て回っているだけでも、実に楽しい さてさて、去年、一昨年と、職場に縁起熊手を購入しているが、今年はどうする? 時間は過ぎているとはいえ、まだどの店も熊手は残っていて、買うことはできる でも、今年は買うのヤメた! というのも、縁起熊手は自分のポケットマネーで購入しているのだが、うちの社長ときたら、事務所に飾ってある縁起熊手を「邪魔ッ!」って、蔑ろに扱ったんだよね 人の厚意を無下にしてッ! そんなんされたら、もう買う気しないでしょ だから買わない! 金銀財宝を詰め込んだ熊手守りは、『運をかっ込む』『福を掃きこむ』といって開運招福・商売繁盛を願った江戸っ子らしい洒落の効いた縁起物 今年はなにかと災いが多くて、業績がすこぶる悪かったのは、縁起熊手を蔑ろにしたせいやね これは、縁起熊手の祟りじゃ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月02日 19時29分38秒
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