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カテゴリ:糖
大好きな花のひとつである紫陽花
街角のいたるところで彩りを添えていて、自分の心を和ませてくれるが、その時期もそろそろ終焉に向かっている 色褪せる紫陽花を見かけることが多くなり、季節の移ろいを花から感じている そんな今日この頃、ある和菓子に出合った 深川伊勢屋の『紫陽花』 白餡を、藤色の寒天で包み込んだ一品 まさに今の時期だけの和菓子 そんな季節感を自分も味わいたいと思い、買った まるで紫水晶を思わせるような澄んだ藤色 艶々としたその姿は、雨の雫を湛えている紫陽花のよう 綺麗な和菓子を見るたびに、食べるのが勿体無い…と思うのだけれど、十分に見て楽しむと、躊躇することなく大きな口を開けて頬張った 角切りのコロコロとした寒天を弄んでいると、その隙間から白餡が姿を現した プルプルした寒天と、白餡の滑らかさ、異なる二つの食感が口のなかで、実に面白いハーモニーを奏でている 白餡は、豆の味が活かされていて、素朴ながらも上品な甘さ 美味しゅうございます 餡子より生クリームが大好きな自分ではあるが、たまには和菓子もいいね 和菓子の甘さは、何というか、心が落ち着いて和むような気がする 今日も、小さな和菓子ひとつから、幸せと、日本の四季の美しさを教えていただきました まるで華やかさが翳りつつある紫陽花を惜しむかのように、美味しいひと時を過ごしています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月12日 20時56分06秒
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