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国政における宮下代議士の仕事について述べる。
PKO法案を強行採決し、防衛庁長官を務めた国防族議員である。他方、厚生大臣として、水俣病問題解決の道筋を立て、介護保険を補足する保健事業・健康日本21を打ち出した。前者は全く相容れないが、後者は高く評価したい。特に健康日本21については、医療費抑止のために、ただ負担を上げるのではなく、健康を志向した事業を戦略的に展開して成果を挙げていた米国の同様の事業について、氏と話したことがある。まだ緒に就いたばかりだが実現してよかった。 残念なのはヤコブクロイツェル病問題解決に消極的だったことだ。TVで歯切れの悪い回答をする大臣の顔が大写しされて落胆した。 もう一つ重要なのは、大蔵族として、自民党税調で辣腕を揮ったことだ。私の一番注目していたのはNPO法人に対する税制優遇措置についてで、何度もお願いをしてきたが埒があかなかった。せっかく社会的公益的使命をもって誕生したNPO法だが、現行法では、「育てる」意識に欠ける。例えば、仮に介護保険事業をしたとして、社会福祉法人なら非課税なのにNPO法人は課税されるのだ。NPO自体がまだ脆弱であい社会的認知が低いという面もあるのは否めない。だからこそ、政府の姿勢が問われている。700兆円という借金を抱える日本。今後、有償経済だけではやっていけないのは明らかだ。無償経 済との架け橋となるNPOこそが日本再生の鍵である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年08月12日 07時45分23秒
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