東京今昔物語 (写真の世界 http://wakowphoto.world.coocan.jp/ より)
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東京の街は、江戸の伝統を受け継ぎ、明治の革新、大正と昭和の破壊と復興、平成の発展と続いています。今も激しく変貌する東京の街並みを観察して、写真でご紹介します。
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写真1 清洲橋 写真2 新大橋 写真3 蔵前橋 写真4 厩橋 写真5 駒形橋 写真6 吾妻橋 写真7 言問橋 写真8 白髭橋 ある日、高速バスに乗って車窓から隅田川を見る機会がありました。そのバスは隅田川沿いに伸びる高速6号向島線を走りました。バスから隅田川を見ていると、戦前に架けられた装飾的な橋が次から次へと車窓を流れていきました。 高速6号向島線は、かなりの高さの高架ですから、高い位置から橋を眺めることができます。更に、高速バスは腰高ですから、高架道路の両側の保護壁に視界を遮られることありません。地上で見るのとは全く違ったアングルから橋を眺めることができます。 幸い最近、その高速6号向島線をバスで走る機会がありました。仕事に行く途中でしたので、生憎コンパクトカメラしか持ち合わせがありませんでした。それでも、車窓を過ぎ去る、明治、大正時代の橋々を面白い角度から撮影することができました。 隅田川には多くの橋が架けられていますが、その大半は明治、大正時代(一部昭和初期を含む)に建設されたものです。戦前に建設された橋は、戦後架けられた橋に比べて夫々が個性的です。(写真1、4、5、8) 戦後になって架けられた橋は、経費を節約した効率一点張りの、平凡な形の橋ばかりです。戦後には、明治、大正時代のように多額の建設費を投入して魅力的な姿形の橋を架けた時代の美的センスは失せています。 (写真2) 普通、橋は横から見た「横顔」で美を競いますが、今回は橋の正面から見た「縦顔」です。それをやや斜め上から見下ろした写真です。普段は余り見慣れない隅田川の橋の顔です。 橋の写真は、川下から川上へと並べてみました。 写真1.清洲橋、2.新大橋、3.蔵前橋、4.厩橋、5.駒形橋、6.吾妻橋、7.言問橋、8.白髭橋です。 (以上)