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いま東京の都市中心部で広範囲に大改造計画(ビル街のスクラップ・ビルド)が展開されていますが、永代通りの北側の、日本橋川に近い街区では、大手町連鎖型都市再生プロジェクトが進行しています。
その第一号として平成24(2012)年4月に大手町フィナンシャル・シティが誕生しました。嘗て、この街区には経団連会館、農協(JA)ビル、日経新聞ビル、公庫ビルなどがありましたが、これらを全て撤去して区画整理し、更地にした場所に新規に建設したのです。この大手町フィナンシャル・シティの中央に、短いですが立派な街路、大手町仲通りがあります。 この大手町仲通りは、将来、丸の内仲通りに繋がるよう設計されています。読売新聞社とサンケイ新聞社のビルの間を抜けて、更に大手町ファーストスケアと大手町タワーの間を抜けて永代通りに出る道路です。現在、二つの仲通りの途中には古い大手町ビルがあって遮断されていますが、将来、丸の内仲通りと大手町仲通りは永代通りを突っ切って一本に繋がる予定です。ですから大手町仲通りは丸の内仲通りの造りと歩調を合わせるように、街路樹が植栽され、歩道も整備されています。 (写真1、2) 大手町フィナンシャル・シティには、四つの高層ビルがあります。即ち日比谷通りに面してフィナンシャルシティ・グランキューブとKDDI大手町ビルあり、大手町仲通りを挟んた対面にノースタワーとサウスタワーがあります。KDDI大手町ビルは煉瓦色で目立ちますが、その他のビルは、いずれも鼠色か黒い色で、金融街区に相応しい地味なビル街です。 (写真3、4、5) しかし、幅広い大手町仲通りは、丸の内仲通りと同じく、ビルの前や歩道の所々にオープン・カフェや休息施設が設置されていて、木陰で昼食を食べたり休息する公園のようです。 (写真6、7、8) ただ、フィナンシャル・シティが従来の事務所棟だけのオフィス街とは違うのは、宿泊施設棟に高級日本式旅館「星のや東京」が入居していたり、サウスタワーに英語対応が可能な聖路加国際病院分院が入居していたりする点です。海外からの金融ビジネスマンが東京の金融センター内に滞在して仕事がし易いような施設が用意されています。 (写真9) なお、大手町仲通りは日本橋川に突き当たって終わりますが、その突き当たった日本橋川に沿って大手町川端緑道公園があります。 大手町川端緑道公園は幅12メートル、延長約800メートルと細長い公園ですが、そこには江戸城外堀の石積みが保存されていたり、小綺麗な小紋広場があったり、大手町の金融街を歩いてきた人々に水と緑の憩いを与える空間です。 (写真10) (以上)
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Last updated
2017.11.22 23:32:07
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