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カテゴリ:木村の独り言
今日は圏央道-中央道経由で富士吉田へ。お客様を訪問したあと、
昼食を食べに「白須うどん」へ行ってきました。 ご存じの方も多いと思いますが、「白須うどん」は看板が出ていません。 何も知らなければ間違いなく見過ごしてしまうような、普通の民家です。 障子を開けて入ると、3間続きの和室があり、その西側(入口から 入って左側)に調理場があります。 メニューは、「あったかいの」と「つめたいの」しかありません。 「あったかいの」を頼むと、キャベツの山盛りが乗ったかけうどんが 出てきました。 セルフサービスで、出されたうどんを和室に運んで食べます。 和室の一番奥には仏壇があり、仏壇の前でうどんを食べる店は 全国広しといえど、おそらくここだけでしょう。 私が白須うどんへ行って感じるのは、「温かみのある空間」だと いうことです。都会のレストランでは味わえない、生活の匂いが ここにはあります。その温かみを出しているのは、障子やふすま、 土壁といった、昔の家づくりに使われていた建材たちです。 ここには、「なんちゃって天然木」は存在しません。もし、 「なんちゃって天然木(木目調の樹脂シート貼り)」で作った店 だったら、これほど繁盛しないでしょう。なぜならば、 「なんちゃって天然木」は手作りのうどんを出す店の雰囲気に 合わないからです。 350円の「あったかいの」(実際はかけうどんです)を 食べながら、この雰囲気を次の世代にも味わってもらいたいな と思いました。 ちなみに、うどんはものすごく硬いです。初めて行く方には、 たとえ夏でも「あったかいの」をお勧めしておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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