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カテゴリ:結婚
王立博物館をでて、運河に面しているウッドデッキを歩くと、水上バスの乗り場がある。そこから、ちょうど人魚姫の近くまで乗っていける。運河の両岸にオペラハウスやニューハウンのような観光スポットがあって、ちょうど互い違いに船着き場が用意してあるようで、対岸に渡りたい人にも便利なようだ。水上バスもコペンハーゲンの交通局の管理なので、バスとかと同じパスで乗れるみたいだが、今回は歩き中心だったので、普通にチケットを買って乗った。
降りたったところはカステレットといわれる星形の要塞(Google Earthの旅)。これは1626年にデンマーク王クリスチャンIV世によって建造を開始し、次男のフレデリックIII世が引き継いだ。そして、1658年のスウェーデンによるコペンハーゲンの包囲作戦で要塞としての役目を果たしているようだ。いまでは、のどかな公園となっていてゲフィオンの泉(Gefionspringvandet)と呼ばれる噴水と人魚姫の像が有名。 これが、ゲフィオンの泉の四頭の牛を引く女神の像で、ゲフィオンGefyonは北欧神話の女神。カールスベア醸造所設立(カールスバーグのこと)50年で寄贈されたものだそうで、もともとは市庁舎の広場にあったものを移築したそうだ。冬なので泉という感じではなかったが、青空の映える写真が撮れて満足。 それで、肝心の要塞の中は今でも赤い壁の兵舎があって見所のようなのだが、観光の日にちが一日で既に歩き疲れていたので人魚姫を優先することに。ただ、脇をすり抜けるにこんな星形を彷彿とさせる堀を見ることができた。なんだか日本の古墳を思い出す。 人魚姫の像は、世界三大がっかりの一つで有名。わざわざ中心地から外れた場所に行く割には、像が小さいからと、あとは背景に造船所が入ってしまうのが原因らしい。 コペンハーゲンを訪れて今まで、見たこと無かった人魚姫なんだけど、今回は嫁の方が見たいというので見ることができた(もしくはなった)。スウェーデンで友人たちにコペンハーゲンに行くといったら、「ピンクに塗られたらしい」とほとんどの人に言われる始末。それで、ピンクでも言いから見に行こうという話だったのだが、素早い補修でちゃんと治ってた。嫁は「ピンクの像も今しか見られない」と勇んでいったのだが、治ってて逆にがっかりか? こちらもカールスベア財団による寄贈で、1913年にエドワード・エリクセンによるもの。彼はその奥さんのエリーネ・エリクセンをモデルに像を作製したが、足の美しさを惜しんで足をつけてしまったそうで、確かに膝より下の方が人魚っぽいだけ。ちなみにこのエリーネさんの甥が、岡田真澄さんだというのは有名な話。 エリクセンの遺言で同じ大きさのコピーを作ってはならないといそうで、倉敷チボリ公園にあるのは80%の大きさなのだとか。北海道の八雲町には二倍サイズのがある(すぎさんの画像掲示板)というが、やっぱり実物よりでかいのはどうかと・・ それにしても今年に入って、5月にもまた赤く塗られたのとムスリム女性の衣装を着させられたというのだから、受難はまだまだ続くのかもしれない。 ROSENDAHL(ローゼンダール)サービスプレート 人魚姫 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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