カテゴリ:私事
10年以上前ではあるが日常的に着物を着ていた時期がある。
何を着たら良いのか分からず、40を越えたら着物かなと思った時期だ。 私のために親が仕立ててくれた着物で覚えている物は少ない。 十三参りの写真も残っているから、あれも仕立ててくれたのだと思うが 残念ながら手元に残っていない。 よく覚えているのは中三の時のウールのアンサンブルだ。 親類の家に行くのに着せられたが、あまりの寒さに困ったのを記憶している。 思い起こせば、寒いのも道理で着物用のスリップの上に着物と羽織を着ただけだった。 足下にも何も防寒せず素足に足袋だけなのだから寒いわけだ。 着物というのは下手な洋服より中に着込んでもわからない。 むろん衿があいているので上半身の下着は前後共にあきの広い下着が必要だ。 それだけのことであって、あきの広い女性用下着は少なくない。 十分袖だと見える可能性はあるから袖丈も八分袖くらいがいい。 こういう下着を2~3枚ほど着物スリップの下に着込んでおく。 足下だって見えにくいのだから、厚いタイツやレギンスを履いておく。 足袋は裏起毛の温かいものを選ぶとしても、それでも冷える。 なので足袋ックスなどを重ねて履いておく。 上から白い足袋を履けば見えないから大丈夫。 さらに足袋カバーを装着したら暖かい。 むろん、この方法だと室内で暑くなっても羽織程度しか脱げない。 屋外想定での話だ。 下着類を着てから着物スリップの上に半襦袢と裾除けを付けて、その上に着物を着る。 今度の正月は比較的暖かいらしいから、そこまで厳重に着こまなくても 大丈夫かどうかは行く場所次第か。 雨のところも多いらしいから、羽織の上に雨避けコートを着込むことになるかもしれない。 雨避けコートは意外に暖かいので下着を調整した方が無難かもしれない。 二年詣でとかで参列に並ぶ時間があるなら、そこは冷えないようにしないと。 もちろん貼るカイロなどで保温しても良い。 帯に隠れる所だと内側に貼っていても見えにくい。 お振袖や付け下げ、訪問着などを着るとしても 寒さで耐えられなければ話にならない。 確かに正絹の着物は暖かいけど、それでも限界はある。 第一礼装も大事だが、防寒も身体の為には大事だと思うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.31 09:01:19
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