テーマ:今日飲んだお茶(1041)
カテゴリ:喫茶道楽記 鉄観音
「久しぶりに水仙種の鉄観音ですね。」 「それがし、このお茶は少し冷めたくらいの時が好きでして・・・。温度が下るとこう、なんとも不思議なほどにトロリとした口当たりになって、口の中にピタ!っと張り付くような、と申しますか・・・。」 「私は、余韻が好きですね。なんとも言えぬ甘みと、空気を吸い込んだ時にふっと広がる花の香り・・・。お茶が通り過ぎて行くときというのは、どちらかというと香りも味もそっけないような気がするのですが、その後の楽しみが、いや、なかなか結構で・・・。」 「仰るように、余韻がまた長く続きますねぇ。それが時間の経過に伴って微妙に変わってくるのですから・・・。」 「このお茶は、時間を作ってゆっくりといただきたいお茶ですね。」 「左様でございますね(ほっこり・・・)。」 「ところで、荘夫人はまだ?」 「あいや、そのお話は・・・。そ、そういえばこの茶海、求めたときにはハシにもボウにもかかりそうにないと思ったものですが、だんだんそれらしくなってきたと申しますか、なんとなくつやが出てきたような気がするから、不思議なものでございますね・・・。」 「白椿どのも、なにかとご苦労が絶えないことで・・・(笑)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/02/11 09:39:38 PM
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