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カテゴリ:市況
■日銀が全員一致で政策の現状維持を決定、景気「停滞」に下方修正
・政策金利(無担保コール翌日物金利)の誘導目標:年0.5%前後に据置き <声明> ・足元の景気について「エネルギー・原材料価格高や輸出の増勢鈍化などを背景に、停滞している」と総括。 7月の判断からさらに引き下げた。 ----------------------------------- ■日銀が全員一致で政策の現状維持を決定、景気「停滞」に下方修正 [東京 19日 ロイター] 日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を年0.5%前後に据え置くことを全員一致で決定した。 日銀は声明で、足元の景気について「エネルギー・原材料価格高や輸出の増勢鈍化などを背景に、停滞している」と総括。7月の「エネルギー・原材料価格高を背景に、設備投資や個人消費の伸びが鈍化するなど、さらに減速している」から判断を引き下げた。足元判断の下方修正は2カ月連続。 先行きについては「当面停滞を続ける可能性が高いものの、国際商品市況高が一服し、海外経済も減速局面を脱するにつれて、次第に緩やかな成長経路に復していく」との見通しを示し、こうした認識を背景に、今後の金融政策については「金融市場の安定を維持すると同時に、経済・物価の見通しとそのがい然性、上下両方向のリスク要因を丹念に点検しながら、それらに応じて機動的に金融政策を行っていく」との方針を据え置いた。 消費者物価(除く生鮮食品)の先行きについても「当面上昇率がやや高まった後、徐々に低下していく」との見通しを変えなかった。 リスク要因に関しては「国際金融資本市場は不安定な状況が続いている」、「米国経済など世界経済には下振れリスクがある」との認識を維持し、国内民間需要についても「所得形成の弱まりから下振れるリスクがある」との見方を変えなかった。 こうした状況を踏まえ、7月と同様に「景気の下振れリスクには注意が必要」と警戒感を示したが、今月はこの文言の前に、7月にはなかった「設備・雇用面で調整圧力を抱えていないとはいえ」を挿入、企業に過剰感がないことも併せて強調した。 一方、物価リスクについては、7月の「世界的にインフレ圧力が一段と高まっている」を「世界的にインフレ圧力が高い状況が続いている」に修正したものの、国内物価に関しては「エネルギー・原材料価格の動向に加え、消費者のインフレ予想や企業の価格設定行動の変化など、上振れリスクに注意が必要」との判断を維持した。 同時に「景気の下振れリスクが薄れる場合には、緩和的な金融環境の長期化が経済・物価の振幅をもたらすリスクが高まる」とのた警戒姿勢も崩さなかった。 ----------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.21 09:09:00
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