|
ゴーレンは知能派のイメージがありますが、元軍人だったのですね。だから、白兵戦で闘っても本当に強い。今回はマジでした。
もちろんいつものようにインテリなところも見せて大活躍。 レスリー・ドーナンが友人と別れたあと失踪し、父親が元警官だったことから特捜班が担当することになった。レスリーと同居している男性アルがその直前に姿を消していた。 レスリーの部屋にはアラム語で書かれたメッセージや、トルコ土産の聖書の詩などが見つかり、ゴーレンは男の背景を探る。 アルはモロッコ人で、すでに国外に出ていた。 レスリーの友人の話から、アルはオランダから家具を輸入していたことが分かり、調べるとそのコンテナにはタイタディンという爆薬が隠されていた痕跡があった。フランスでタイタディンは大量に盗まれたという情報が寄せられていた。 特捜班ではアルはテロリストと見て、爆薬を運び出した人間を探る。指紋からホルヘ・ガルベスという仮釈放中の男が捜査線上に上がるが、ホルヘは刑務所でイスラム教に改宗し、今は姿を消していた。 ゴーレンはホルヘを支援していた代理教師イーサン・エドワードと会い、イーサンとホルヘが同時期に海外に行き、政治的な関心を高めていたことを知る。イーサンの自宅を捜索したところ、殺鼠剤が見つかったため、彼らが自爆テロ用の爆弾を作っている疑いを強める。 特捜班とFBIは自爆テロの計画を阻止するために、マスコミに情報を公開するが、いつどこで何をターゲットにしているのかがわからない。 イーサンが母親と強い絆を持っていると感じたゴーレンは、母親が倒れたという情報を流し、インターネットの情報から、イーサンの居場所を探り当てる。 イーサンは逮捕されたが、彼らが作った爆弾は、残り半分が見あたらない。 ホルヘが残りの爆弾を持っているとすると、早くターゲットを特定しなければならないが、イーサンは口を割らない。 ゴーレンはイーサンの倫理観に訴えて説得したところ、レスリーの遺体の隠し場所について自白する。それでもまだ肝心なことをしゃべらないので、イーサンの残したメモにあった「1/55@31」という暗号を復員兵の日のパレードに参加する機甲化歩兵大隊だと読み解いて、現場でホルヘの姿を探す。 ホルヘを見つけたゴーレンは、自爆スイッチを押そうとするホルヘを止めようと飛びかかるが… ゴーレンのツボはたくさんありましたね。 ドイツに進駐していた軍人だったときに、トルコ人の女の子に良いところを見せようとしてコーランを勉強しただとか、ゴーレンの母親が図書館司書だったとか、気になるポイント一杯。 外国語にも強いところを見せ、スミソニアン博物館の刊行物を購読しているとか、さすがに博識のゴーレンだけのことはありますね。 でも一番印象的だったのは、恫喝も拷問もしないでテロリストを説得するところ。 「自白剤を使おう」というカーバーに、FBIが「上に聞いてきます」と控えめなことをいうので、「近頃はFBIも変わったなあ」というのが面白い。(爆) まだこのエピソードの放送された時期は911の影響も色濃く残っていたでしょうから、ゴーレンの丁寧な物言いは非常に印象的でした。イスラム系の食品店オーナーに接するときも気を遣っていましたよね。 信仰が揺らいでいたイーサンと違って、ホルヘはまさに「戦士」でした。 よくぞ、人混みの中で見つけて彼のミッションを止められましたね。ゴーレンにホルヘが噛みついた時はどうなることかと思いましたが、ホルヘを撃ったのはイームズではなく、屋上のスナイパーでした。 「私は神に使わされた」「私たちもよ」 このコンビなら恐いもの無しですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Law&Order:クリミナル・インテント] カテゴリの最新記事
|