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今シーズン、まだBD Wongの姿が見えませんが、オープニングクレジットには出ているのですね。ということは、そのうち登場回があるのか。
今回も「酒が悪い」というテーマ一本で押し通した感じ。もう少しひねりがあったらなあ。 容疑者がさわやか系に見えるのがひねりだったのか? 開発業者のダルトン・リンデルが自宅のバスルームで寝覚めると血まみれで、ベッドには見知らぬ女性がハンマーのようなもので撲殺されていた。 ダルトン自身、頭を鏡に打ち付けており、SVUに対して何が起こったのか全く記憶がないという。また、被害者も会ったことがないという。 女性の身元を示す物は何もなく、合意のSEXがあったらしく、鑑識は残されていた体液と指紋を調べる。凶器のハンマーはシャワー室で見つかる。 全ての証拠がダルトンに対して不利で、SVUはドラッグの使用や飲酒を疑う。ダルトンは誰かにはめられたのではないかという。 ダルトンは昨夜、パートナーのビル・タッティンガーとともに、建設が遅れているビッグプロジェクトの出資者に対して、接待をしていたという。 客は2人に対して腹を立てており、ダルトンは接待をビルに押しつけて途中で姿を消してしまった。出資者のリストを警察に提出するよう求められて、ビルは断る。 ダルトンの部屋の外で被害者の衣類などが入った鞄が見つかる。 被害者は産婦人科医のオードリー・ベイル医師で、日頃から中絶反対者から脅されていたという。そのため、離婚もしていた。ただし、ダルトンとの接点は見つからなかった。 オードリーの勤めるクリニックで話を聞いたところ、オードリーは昨夜女友達のリンダと食事に行き、バーに寄った事がわかる。 そのとき、バーにいたダルトンがオードリーと親しくなって酒を飲み、2人で帰って行ったという証言が得られるが、ダルトンはやはり何も覚えていないという。 ダルトンはアルコール依存症だったが、ずっと酒は断っているという。 SVUがバーで目撃者から証言を得ている時に、たまたまトイレを借りたダルトンが逃げ出してしまう。 検事補のパクストンはステイブラーのミスであると激しく責める。 被害者の体液も部屋の血液も、ダルトンのものと一致したが、これでは裁判で使えない。 パクストンは犯行現場での3Dイメージを用いたアニメーションを使って、犯行を再現し、陪審員に見せることにする。 ダルトンの元妻は昨夜ダルトンから電話があったことを認め、誰かにはめられたので助けて欲しいと言われたが断ったという。ダルトンは酒を飲むと暴力的になるという。 パートナーのビルを訪ねると、そこでダルトンとビルが殴り合っていた。ビルが接待をさせようと酒を飲ませたせいで、自分を失ったのだという。 ダルトンの秘書が過去に酔ったダルトンからセクハラを受け、レイプされたと警察に情報を寄せた。 ダルトンはその一件以降、酒をやめているというが、やはり今回の事件については一切の責任を認めようとしない。 裁判に先立つ聴聞会では、ダルトンがアルコール依存症であることが問題となり、弁護側はダルトンが一時的に精神障害を起こしていたと主張する。 パクストンは予定通り、犯行再現CGを陪審員に見せるが、その際誤って犯人がダルトンの顔になっているバージョンを見せてしまう。 このCGのせいで陪審員が影響を受けてしまうと、裁判は審理無効になってしまう。 パクストンは窮地を挽回すると言って、徹夜で裁判の準備をするが、翌朝酔った状態で法廷に現れる。 検知器でも飲酒が認められ、パクストンは公の場でみっともない姿を晒す。 結果、ダルトンは無罪放免になるが、ダルトンはオリビアに対して、犯行再現ビデオやパクストンの醜態を見ていて自分がオードリーを殺した事を今思い出したという。 しかし、なぜ殺したのかは分からない。 パクストンはリハビリに赴く前にSVUに現れ、ステイブラーに謝罪する。 飲酒は常に勝たなければならないというプレッシャーのせいなのかも知れない。これまでの高圧的な態度は弱さの表れだったと認める。 オリビアはパクストンに自分の母親の姿を見て、墓参りをする。 記憶が飛ぶほど酔っている間に起こした事が犯罪に問われるのかどうか、ということになると、心神喪失で無罪になる可能性があるのでしょうね。 最初の方は容疑を決めつけるSVUの尋問がやり過ぎな印象でしたが、ダルトンは本当に何も覚えていなかったのでしょう。 今回の飲酒のきっかけは、自分の意志ではなく、ビルに無理矢理飲まされたということなので、検察はビルに対しても何か罪を問うことはできないのでしょうか。 彼は危険な事になると分かっていたのかな。 で、アルコール依存症に関しては誰にでも起こる可能性があって、それ自身は犯罪ではない、ということですよね。 罪には問われないけれど、酒に酔ってキャリアを失う事になるのですから、やはり悔いても悔いすぎることはありません。根深い問題です。 ところで、これまでで最も嫌みで憎たらしい検事補のソーニャがこれでいなくなってくれるのはありがたいことです。 Christine Lahtiて「シカゴ・ホープ」に出ていた人ですよね。 大物ゲストで盛り上げたかったのかもしれないですが、アルコールの問題をもっと掘り下げて欲しかったな。 オリビアが酒浸りの母親を思い出して涙を流しているのは、いろいろあったけれど、今は許す感情を意味していたのかな。 中絶反対の活動家の発言は、オリビアのアイデンティティと関連して、もう少し意見をぶつけ合ってもよかったかもと感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 3, 2012 05:16:30 PM
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