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今回はいつもと違う印象で、ハードボイルドだったかな。
意外な展開で興味深く見ました。 タランティーノの映画みたい、というのもヒントだったのかも知れません。(笑) ドイツの武器商人を追っていたATFのレイエス捜査官が、潜入させていた捜査官の正体がばれ、事前通告なしに突入することになった。 密輸入された大量のAK-47と小火器の取引があるという情報をつかんでおり、ATFのみで行動したが、激しい銃撃を受け、レイエスはカレンに救援を求めた。 カレンとサムが現場に到着すると、敵の姿はなく、レイエスのチーム7名は全滅していた。 武器商人のルーカス・マイヤーはドイツの元海軍出身で、ドイツ極右団体と繋がりがあるという。 カレンとサムはキルブライドにマイヤー一味を捕らえたいと申し出て認められる。 フロリダ沖で、デイヴィッド・ケスラーの恋人の遺体が発見された。 ケンジーを脅しているケスラーの行方を気にするディークスは、ケスラーが恋人を殺したと考え、マイアミの警察に情報を共有するという。 キルブライドがATFからマイヤーの取引相手が元陸軍大将のリチャード・コリンズだという情報を受ける。 コリンズは国内の右派の重鎮で、アリゾナ南部の大きな民兵組織と手を組んでいるという。 その組織は移民制度や不正選挙に反対しており、彼らに武器が渡ると危険なことになるだろう。 キルブライドは自分のやり方でやりたいと言い、自身とサムとでコリンズのオフィスを訪ねると決める。 コリンズは非常に影響力があり政治的に人脈があることから、キルブライドは慎重に対処しなければならないと、念を押す。 すでにこの件はアリゾナの知事にも伝わっているようだ。 実はコリンズが上院議員選挙に出る意図があり、マイヤーと無関係なことが分かれば選挙戦に影響が出ることだけは避けなければならない。 あくまで自分の判断で進めるというキルブライドにサムは反発する。 コリンズに面会すると、コリンズはあっさりとマイヤーから武器を購入する予定だったと認める。 AK-47を200丁も購入する目的については、支援してきた愛国者団体に感謝の印として銃を渡すというが、サムはその意図に懐疑的な発言をする。 サムは上院議員選挙のために、銃をばらまくのではないかと疑うが、キルブライドは捜査には無関係だとあくまでマイヤーを逮捕するのが目的だと注意する。 2人の間には険悪な雰囲気が漂う。 レイエスを殺したマイヤーの一行の姿が現場の防犯カメラに映っており、居場所を恋人のミア・ハーンから聞き出すことにする。 ミアは薬物の前歴があり、現在はリハビリ施設に入っている。 ケンジーとファティマが施設に潜入し、ミアと接触することにする。 ミアは施設内で、複数の患者と個別に会っていた。 手に入れた薬物を売っているのか。 ラウンドトゥリーは、システムを再起動させる間に、キルブライドとコリンズの関係を調べサムとカレンに告げる。 2人は長年同じ諮問委員会に参加していただけでなく、個人的にも親しい関係のようだ。 キルブライドはコリンズをかばっているのか。 サムはディークスにコリンズを尾行するよう命じる。 マイヤーが立ち入りする地区には、ドイツ企業が所有する倉庫があり、そこに武器を隠している可能性が高い。 サムは令状を請求し、突入することにする。 さらに、コリンズが民兵組織のデヴォン・ウォーカーと会っていることがわかり、サムはさらにコリンズの盗・聴を決める。 ファティマは隠れて飲酒をしているミアに絡み、そこにケンジーが助けに入ってミアの信頼を得る。 ドイツで数学を専攻し、モデルの仕事もしていたミアはマイヤーと知り合い支配されるようになったという。 暴行を受け逃げることもできないミアは、マイヤーが人を殺していることを知っており、仕事の手伝いもしている。 通報すると故郷の両親の命が危ない。 ケンジーはあなたの問題を解決してあげると言い、マイヤーの暗殺を引き受けるという。 マイヤーの倉庫に突入したカレンらは、商品の銃を見つけることができなかった。 逮捕する容疑がないままマイヤーは国外に出てしまうだろう。 キルブライドはコリンズの盗・聴を求める令状請求を却下したという。 彼は人脈が幅広く、裁判所からそのことが漏れて伝わるかもしれない。 そうなると、マイヤーとの取引が流れて取り逃がすこととなる。 キルブライドはマイヤーの企業の関係する倉庫に武器が運び込まれるのを監視しろと命じる。 サムはラウンドトゥリーに盗・聴相手をウォーカーに変え、キルブライドに知られずに令状を請求しろという。 ケンジーとの会話でミアは、マイヤーがいなければ薬を断つこともできるような気がすると言い、暗殺計画を実行するために金がいるという。 ケンジーはマイヤーの住所を教えてくれたら自分が実行すると言って、ディークスに引き合わせる。 ミアはマイヤーの金の一部をケンジーに渡すと、住所とセキュリティのコードを教え、これでもうお別れだと言って去っていった。 ケンジーはミアは意外に強い人だったのかという。 ところが、ミアの教えた場所にマイヤーはいなかった。 嘘の情報を伝えたのか。 コリンズとウォーカーの会話に特に疑わしい情報はなく、サムらはすでにマイヤーの銃はコリンズの手に渡っているのではないかと考えう。 NCISがウォーカーの居場所に突入すると、すでにATFが突入しており、違法に手に入れた銃を確保しウォーカーらの身柄を捕らえていた。 サムを出し抜いてキルブライドがコリンズを逮捕しており、サムらは驚く。 ハリウッドでマイヤーの遺体が発見され、薬物の過剰摂取で死亡したことがわかる。 ミアらしい女性の姿が防犯カメラに映っており、マイヤーの金20万ドル以上がミアによって海外口座に送金され、捜索中だという。 ミアはケンジーに頼らなくても、自分でマイヤーを殺すことができたのか。 ディークスはケンジーがミアの背中を押したのだろうという。 キルブライドはパートナーと争うのが嫌でサムにはコリンズの銃のことを黙っていたという。 サムとキルブライドの間には信頼がなかった。 今回はキルブライドが少し信頼を稼いだと言えるだろうが、今後はお互いにもっと信頼を築き上げなければならない。 キルブライドは正式にLA支局の責任者となり、このチームをベストにするためサムたちに手助けがほしいという。 ケンジーにミアから連絡が入った。 マイヤーの正確な住所を告げなかったのは、ケンジーの人生を壊したくなかったからで、きっかけを与えたケンジーに礼を言う。 追跡されたくないというミアは、返信しないでくれとメッセージをのこした。 ケンジーもあえてミアを追うつもりはないという。 潜入捜査の設定を考える時に、映画からキャラクターやストーリーを借りてきて、お遊び風の会話になるわけですが、実際に役になりきったケンジー(というか、ダニエラ)はさすがだと思いました。 ミアの心の中にすっと入っていって信頼を得るわけですが、それをアシストするのがファティマ。 スカーフを取ったファティマは新鮮ですね。 でも、まだまだケンジーの演技力には及びません。 キルブライドはまず自分とコリンズとの関係を明らかにすべきですが、そんなことは調べればすぐにわかってしまう。 あえてサムに自分のやり方に従え、というのはサムの忠誠心を試していたのかな。 これまでのヘティの代わりの責任者たちはチームと距離があって、今回も当然のようにカレンとサムが許可なく勝手に動いてしまう。 でも、今度こそヘティはどこかにいて手助けしてくれる存在ではなくなり、キルブライドがチームをリードする立場になった。 敵を騙すには身内から、じゃないけれど、なかなか見事な仕返しだったと思います。 ケンジーとディークスが受け取った金は返したのかな。 ミアはマイヤーの金庫番だったので自由に金を使えただけでなく、重要参考人として追われる身になりますね。 ミアがケンジーの正体を知ったら、どう考えるのか、まさか恨んで殺しに来るのか、あるいは次に会った時ケンジーがミアを逮捕するのか、その辺は含みを残しましたね。 そして、先シーズンから持ち越しのケスラーについてはやはり決着をつけるようですね。 こちらは怖いような、でも楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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