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2006年04月18日
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カテゴリ:クラシック音楽

4月16日のアルゲリッチ
音楽祭に行ってきました。


東京から大分空港まで約1時間、
大分空港から大分市内まで約1時間。
風邪の菌がお腹にまわったのか、
お腹をこわしている中の旅行でした。


大分には美味しいものがたくさん
あるのに、お茶漬けすら満足に
食べられない状態で勿体なかった…。
次行った時は、あれも!これも!
と、たくさん楽しみができました。


大分市内のホテルで一息ついて、
ホテルから歩いて15分ほどの
会場のiichikoグランシアタへ向かう。


23列目の右側の方の席。
ピアノの手は見えないな…。
でも、そんなに遠い感じもせず、
まぁそこそこの席。
来年はもっといい席を取りたい!


6時開演。ブーっという音。
今回はオーケストラコンサートで、
「輝けるソリストたち、
若きオーケストラとの出会い」
という名目で、東京音大のオーケストラと、
世界的なソリストで構成されたものだった。


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H.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第9番
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下野竜也(指揮)
東京音楽大学シンフォニーオーケストラ


前奏曲-フーガ

まずは音大生のオーケストラが、この曲。
正直、私はまだオーケストラの音を聞き比べられる程、
たくさんのオーケストラの演奏を聴いてきていないので、
上手いのか否か、よくわからなかったが、
この曲は、結構好きだった。


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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
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下野竜也(指揮)
スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ)

コヴァセヴィッチ/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ作品2


今回の音楽祭で、ひとつの楽しみが、
この大好きなベートーヴェンの
ピアノ協奏曲1番を、生演奏で聴けることだった。


これをアルゲリッチがやってくれれば文句なし
だったのだけど…とは思ったけれど。
このコヴァセヴィッチというピアニストは、
なんとなく勢いに欠けた。


あれよあれよと、味わうすきを与えてくれない
というか、すんなりと弾きすぎている気がした。
3楽章いきなりのミスタッチには苦笑…。


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H.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ミッシャ・マイスキー(チェロ)

フレンチ・ソングス・ウィズアウト・ワーズ


チェロは低音ばかりで暗くて苦手、
そんな私のチェロに対する観念を変えてくれたのが
この曲と、ミッシャ・マイスキーというチェリスト。
この曲は、7人の学生チェリストと、
ミッシャ・マイスキー、チェロのみの演奏だった。


見た感じ、仙人のようで、チェロを弾き始めると
チェロと一体になった、何か他の動物のように
見えた、ミッシャ・マイスキー。
「南米の風」というのがひとつのテーマになっていて、
この曲はその南米の雰囲気を心地よく出していた。
曲も好きだったし、チェロの音っていいなと、
単純に思えて、ちょっと感動したのでした。


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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

スティーヴン・コヴァセヴィッチ(指揮)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

ピアノ協奏曲集


アルゲリッチの演奏する曲は当日、会場に行く
まで知らず、入り口でもらった演目表を見て
度肝を抜いた。「ベートーヴェン2番!!」
知ってるピアノ協奏曲も少ないのに、
知ってる曲だったことでもうこの上ない喜びなのに、
まさかのベートーヴェン!!嬉しすぎです!!


やっと出てきたアルゲリッチは、
とても温厚そうで、余裕があって、
存在感があって、とにかく風格があった。


長い髪をいくどかまとめて後ろにまわす姿は、
「アルゲリッチだー!!」って感じがした。
最初のコヴァセヴィッチのアイコンタクトに
ガッツポーズで応えていたのは気合が伺えた。


正直、上手く感想を言葉にできずに、
もどかしい気持ちでいっぱいなのだけど、
「半端じゃなかった。」としか言いようがない。
音の出し方、タッチ、表現力、メリハリ、
全てにおいてパーフェクト!パーフェクトと
言っても、技術的にではなく、聴く人を満足
させてくれるという意味でのパーフェクトだ。


1音1音を、絶対に聞き逃したくないって
気持ちにさせられる。3楽章の中盤で、
完全にやられた。脳天から突きあがるような
感動、もうこれ以上、言葉にはできない。


アルゲリッチの2番を聴いて、
1番より2番のほうが好きになった。
この曲の可能性を、これ以上ないってところ
まで見せられたのだから当然だ。


1番と同じオーケストラのはずなのに、
オーケストラの音も全然違った。
上手く重なりあって、とても上手かった。
学生オケとは思えない迫力だった。


クラシックを聴き始めてまだ日が浅いけれど、
クラシック音楽のすごさ、奥の深さ、楽しさを、
この音楽祭で、身をもって知ることができた。
アルゲリッチという、ものすごいピアニストと
同じ時代に生まれたこと、こうして生で聴く
機会を得ることができたこと、そしてクラシック
音楽を色々と教えてくれたKに、心から感謝したい。


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D.ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調
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ミッシャ・マイスキー(チェロ)

マイスキー&アルゲリッチ・イン・コンサート


最後に、なぜこのチェロコンチェルトをもって
きたのかよくわからないけれど、
この曲のよさは、よくわからなかった。
もっとチェロのよさが伝わる曲を弾いて
ほしかったかも。まぁでも、いい演奏でした。


別府うまいもの特集です。
お腹の調子のいい時に今度は行って、
現地で食べてきたい品々です。


大分 豊後水道「関あじ・関さば 関冷刺」 だんご汁(乾麺) 大分名物!!豊後の鶏天カレー!! かぼすマヨネーズ 






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最終更新日  2006年04月18日 22時15分10秒
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