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カテゴリ:家族、親戚
初めて来ていただいた方に
本日はオチがなくて恐縮ですが、、、 妻の同僚に63才の方がいました 仮にAさんとしましょう ぼくは面識はありませんでしたが 何度か妻から話を聞かされていたのです。 おうちはどうも庶民的ではない 芸能界やらレストランやらで成功している 旦那さんやら娘さんやら。 Aさんは結婚してからずっと専業主婦を務めていました 完璧と言っていいほど、熱心に献身的に それが、ある時、妻がやっている ホームヘルパー系の仕事をしようと思い立ったのです。 お金は全然必要ではありませんでした 何か家事以外のことをやってみたくなったのです 事情があって、家事まで手が回らない家に行き 掃除をしたり、食事を作ったり おばあさんの散歩に付き合ったりしていました。 ときどきボケたこともしていましたが 同僚達に支えられて、楽しく仕事をしていました それがある時、体の異変に気がついたのです。 お医者さんに見てもらった方がいいかもしれない でも、もし、思いの外、調子が悪ければ 仕事ができなくなる。 自分の家の外に出て 新しい喜びを見つけたAさんは 仕事をやめたくありませんでした しかし、仕事上のチーフに叱られつつ 検査をしてもらうと、ガンでした。 最初のうちは、抗ガン剤がよく効いていました ぼくの娘もお見舞いに行ったり お手紙を書いて、Aさんを励まそうとしていました。 そして、3月末の娘のピアノ発表会には 病気をおして、同僚達と一緒に わざわざ来てくれたのです。 残念なことに、それがよくなかったのかもしれません 4月に入ってから、病状は悪化していき この母の日に亡くなってしまったのです。 おとなしく家に引っ込んでいれば もう10年20年と長生きできたのでしょう Aさんは生きる喜びのために命を賭けたのでしょうか。 ぼくにはAさんを責めることはできません ぼくも同じようなことをしそうです きまじめとはほど遠く、いろんなことを やり散らかしてきた人生ですが ただ、最期にはかなり苦しんだそうで それが気の毒でなりません。 ご冥福をお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.16 02:15:58
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