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2014.01.09
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カテゴリ: 映 画

 映画『八日目の蝉』をみました。

 映画に限らずテレビの番組を録画すると、いつでも見られると安心し、そのまま見ずに放置され、いつかそのまま消してしまうなんてことがしばしば。今回もそうなってもおかしくなかった。いや危ない危ない。ちゃんと見ることができて本当に良かった。見ながら涙がいっぱいあふれました。

 とりあえず原作を買おう。読みたいと強く思いました。

 いや。この映画をみながら不思議な感覚になりました。永作博美が演じる女性に対し感じるこの感情はなんなんだと。刹那・・・何かちょっと違う。共感ではない。だって人の赤ちゃんを誘拐し我が子として育ててしまうなんて、そんなの絶対に許される行為ではない。けど哀しく感情移入し見入ってしまう、この感覚・・・。役者の力が多分にあるけど、きっと本の力が凄いのだと思う。そう、答えは原作を読めば分かるかもしれない・・・分からないかもしれない。

 けど永作博美はいい演技をしていたなぁ。役者は、そこに描かれる架空の世界へ観客を誘う役目を担っている。本当のことがそこで起こっているわけではない。あくまでも作り話だ。観客はそんなことは百も承知で騙されにいく。素敵に騙してほしいのだ。だから役者は素敵に騙してあげなければならない。

 「役者」にとって、「役」や「お話」は架空のものかもしれないけど、「役」にとってのお話世界は本当のこと。つまり「演じる」ということに「嘘」はあってはならない。多くの役者はここが「本当」にならないからダメなんだ。

 とりあえず。役者が役を演じるとは、「役者」+「役」であるから、純粋に「役」だけを求めるなら「役者」の部分が余計だったりする。では「役」の為に「役者」はどうあるべきか。どう「役」と向かい合えばいいのか。それは役者である「わたくし」をゼロにしようと取り組むしかない。






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最終更新日  2014.01.09 15:45:28
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