カテゴリ: 映 画
映画『キングスマン』をみてきました。
『キングスマン』というチームは、どの国にも属さない特殊諜報部隊(スパイ)という設定。おしゃれなスーツを決めてイギリス英語を駆使するジェントルマンでもある。そんな彼らが世界平和の為、悪に立ち向かう姿をカラフルでPOPに描いた痛快なスパイアクション、それが今作である。 絶対にみておいた方がいいと強くは言いませんが、最近でいえば『アベンジャーズ』シリーズに代表されるヒーローものや『ジュラシックワールド』なんかを観ることに比べれば断然にこちらをオススメします。(その辺もちゃんと観てからの個人的意見です) 映画の冒頭、捕らわれの身となっている大学教授の爺さんがいて、それをみたとき「マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)そっくり」と思った。でも、あまりにもヨボヨボで太ってるし、映画スターのオーラはないし、ただのそっくりさんだろうと思って見ていたが、どうやら本人だったようだ。まさか、あの感じで次の『スターウォーズ』に出てはこないだろうが、あまりの老け具合にビックリした。役作りの為にわざと老け込んだんだとは思います。だってまだ60(歳)ちょいですから。ハリソン・フォードは変わらずかっこいいんだし「ルーク、頼みますよ」って感じ。それに比べるわけではないが、『キングスマン』の中心人物コリン・ファースはかなりかっこいい。(主役ではない) 今作の脚本と監督はマシュー・ヴォーンという人。その名前を不動のものにしたのは、あの『キック・アス(1)』。こちらもPOPで素敵なアクション映画でした。それに限らず、ちゃんと結果を残してきたからこそ、今回のようなお金をかけた作品を撮れるようになっているんだなぁ。とりあえず、その非凡さを今回もいかんなく証明したかっこうである。 今作のヒットにより、既にパート2の制作が決まっているとはいえ、『キック・アス』同様、続編の監督は他の人に任せるのではないだろうか。いや、そうであってほしい。そしてマシュー・ヴォーン監督にはちゃんと新作にとりかかってほしい。 『キック・アス』ではバットマンに代表されるヒーロー物に対するアンチテーゼかオマージュかといった意味あいがあり、また今回はジェームス・ボンドに代表されるスパイアクションに対するそれだった。そう考えると、監督が次に選ぶジャンルはSFかホラーになるのではないかと思うが、期待を込めてどうだろう。 この人の次の作品がとても楽しみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.09.21 21:28:27
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