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カテゴリ:漫画
ゴルゴ13(36) 最近、mixiの「ゴルゴ喫茶」と云うコミュに参加しているのですが、「ゴルゴ初体験」として、初めて読む人にお勧めするトピックがあります。 私は第15巻『モスクワ人形』採録の「アクシデンタル」を挙げてみました。 ゴルゴ13(15) ・依頼人の下調べを欠かさない用心深さ ・利き腕を預ける「握手」の習慣がない ・無駄話を好まない ・写真に撮られることを許さない ・不発弾を防ぐシステムの導入 ・驚異的な射撃能力 ・仕事がキャンセルになったか否かにかかわらず強迫に屈しない ・「プロ」としての厳しさ ・裏切りを許さない「規律」 の要素が含まれてます。 表題の「モスクワ人形(ドール)」も面白いですよ! 1972年の作品です。 ソ米冷戦真っ最中の作品ですからね。 あるKGB要員が米国の戦略空軍参謀次官の秘書官と入れ替わるために徹底的に「アメリカ流」を叩き込まれます。 下着から趣味、聴く音楽まで。 米国製の下着を着けた自分を鏡で見て「まあ・・・なんて退廃的なんでしょう・・・」と呟く彼女が印象的です。 訓練として「アメリカ流の生活」をしているところへ上官がやってきて 「その前にこの気違いじみたジャズを止めてくれないか。」とか(笑) まだソ連が「偉大なるソビエト連邦」だった頃です。 12ルブリィは日本円で4千円相当です。 第36巻『おろしや間諜伝説』、いいかもしれない。 ゴルゴ13(36) ゴルゴに関する詳細が描かれております。 アレクセイ・スメルジャコフと云う、戦時中日本が使っていた架空の狙撃者が出てくるのですが、彼は年に一度、右半身不随になる謎の遺伝病を持っていました。 1978年当時の日本の自衛隊が、ゴルゴ13がスメルジャコフの息子であることを証明し、ゴルゴの持っているギランバレー症候群をネタに強迫し、政府直属のスナイパーにしようとします。 ある特定の勢力がゴルゴを自分達の専属にしようとするエピソードだと第117巻の『情報遊戯』があります。 ゴルゴ13(117) 私が知っている範囲だと第13巻『みな殺しの森』採録の「キャサワリー」にゴルゴがギランバレー症候群を患っている最中に狙われるエピソードがあります。 楽天で検索したけどこれだけ見付からなかった。 せめて画像を。 文庫版だと12に前編、13に後編が載っているようです。品切中だけど(笑) ゴルゴ13(12) ゴルゴ13(13) ゴルゴとソ連・ロシア繋がりを再度まとめてみます。私の知ってる範囲で。 第15巻『モスクワ人形』 ゴルゴ13(15) 第29巻『女王陛下の憂鬱』 ゴルゴ13(29) 第36巻『おろしや間諜伝説』 ゴルゴ13(36) 第66巻『シーザーの眼』 ゴルゴ13(66) 第75巻『G線上の狙撃』 ゴルゴ13(75) 第97巻『覚醒・クーデターの謎』 ゴルゴ13(97) 第98巻『シベリアの汽笛』 ゴルゴ13(98) 第103巻『モスクワの記憶』 ゴルゴ13(103) 第108巻『白い皇軍』 ゴルゴ13(108) 第109巻『五十年の孤独』( 「五十年の孤独」は厳密にはソ連各地の監獄を転々としていたラウル・ワレンバーグのフィクションです) ゴルゴ13(109) 第125巻『人質』 ゴルゴ13(125) ちなみに第125巻で武装グループのリーダーが「ムジーク」と名乗っていますが、 ロシア語検定一級の方にお訊きしたら「ムジーク(ドイツ語の音楽)はロシア語ではムーズィカ музыкаで音楽という意味になります。ロシア語のмужик(ムジーク)は百姓といった感じで農夫をすこし軽蔑した言葉です。」とのことでした(笑) 第142巻『イリスク浮上せよ』 ゴルゴ13(142) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 18, 2007 11:13:57 AM
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