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カテゴリ:漫画
愛のもとに集え(第3巻) しんしんと積もって 積もって 気付くと 歩けないくらい真っ白になってたりするんだ 私のきもち 雪に 似てる 第2巻が少し停滞気味だったんですが、今雑誌で連載を読んでいて、予想外の展開に盛り上がりを見せてます。「別冊 花とゆめ」誌上で今一番楽しみな作品と言っても過言ではありません。それがですね、あと3回で完結してしまうのですよ…! 今まさにクライマックスに突入しています。 相変わらず飢えた日々を送っている三人ですが、時は学祭のシーズン。周囲から懇願され、イケメンコンテストに出場することになった愛さんと夢路。初めは嫌がっていた二人ですが、優勝者に高級焼肉10万円分と知り、はしゃぎ期待する勇気。人気者の夢路と顔だけはいい愛さんが出れば確実にどちらかが優勝できるね、「完全に食べれる気でいるね…」と夢路、賄い目当てにバイト増やすような勇気の姿を見て「…でも…本当に焼肉権とってきたらあの数十倍は喜ぶよね…」という言葉に同意して出場することにする愛さん。 服を借りて可愛い系で来た夢路、スーツ姿の愛さん。みそ汁を作れなど貧乏暮らしの二人には造作もない課題が続きますが、続いては「甘い言葉対決」。どうやったってスベるよと困惑する出場者達。普段大事な女の子に対して思ってること言えばいいかなと、夢路の台詞は「君の可愛い寝顔 ずっと見ていたいな… …ダメ?」。負けじと愛さんは「…辛い時は無理して笑わなくていい お前がどれだけ泣いても喚いても 俺は絶対そばにいるから」。その愛さんの言葉はあの時の続き?と一瞬ドキドキする勇気。普段そういう事思ってるんだと敵意むき出しの夢路。結局イタリア人講師のストレートな愛情表現に敗れる二人ですが、気になるのは勇気はどっちに票入れてくれたの? 周りの女の子達が結構夢路の名前書いてたから確実に行こうと思って夢路にしちゃったと愛さんに謝る勇気。そんな理由で愛さんに勝ったと満足できてしまう夢路。 愛さんと夢路の大人気ないくらいの勇気争奪戦が始まります。この展開待ってましたよ。 お父さんとお母さんの夢を見て「行かないでえっ…」と叫んで目覚めてしまう勇気。愛さんは書いた小説をもう応募してしまったと言います。読ませてって言ったのにと噛みつく勇気。狭き門だしダメかもしれないと思う愛さんは、勇気に「…お前の存在って 周りを助けるよな」と言います。愛さんと男二人でむさ苦しい食卓を囲む夢路、貧乏下宿の華である勇気の存在は大きいと再認識する二人。勇気がバイトから帰ってくる途端に明るくなる「愛☆永遠に…」。 そういえば最近みんなとご飯食べてないなと思っていた矢先、違う学部の高校からの友達に大変なことを知らされる勇気。「この間 お前んちの前通ったら----…」 父の借金で差し押さえられてはいても残ってはいた昔の家が取り壊され更地に---…。 唖然とする勇気。元気をなくし、なけなしのお金で買ってくれたお菓子にすら反応しない。いっつも元気な勇気がそんなだと気になってしょうがないよ、何があったか吐けと詰め寄る愛さんと夢路。「…いえ が なくなってた…」。これでもう本当に帰れなくなっちゃったよと泣きそうな顔の勇気。 朝起きると出かけるぞと二人に誘われる勇気。彼女を家のあった更地へピクニックに連れて行ってくれる愛さんと夢路。自分の大事な場所を楽しい思い出で締めくくってくれます。 愛さんは子供の頃自分がお祖母ちゃんに見せた自作の絵本の話をしてくれます。「ばーちゃんはもういないけど 俺の中にはちゃんとそういう事が残ってて だから 何がなくなってもお前の中に存在してれば大丈夫なんじゃないかって 思う…訳だ」。自分のことを話さない愛さんが励まそうとしてくれたんだと「…うん そうだね」と感謝の笑みを浮かべる勇気。 建物が取り壊されてしまった更地でここが階段、ここが私の部屋と二人を案内していて勇気は落ちていたシャツのボタンを発見します。一個取れてしまい、家にいた時は全然見つからなかったボタン。そして自分の初めてのバイト代でプレゼントしたシャツだからお父さんはきっと今でもそれを持っている。形がなくなってもボタン一個でよみがえる新しい思い出。 自分のためにここまでしてくれた二人を、感激してぎゅう~と抱きしめる勇気。「ごめん! でもなんか こういう気分なの! これじゃ全然足りないくらい ありがとうって気持ちなの!」 「もう 二人とも 大好きだよ!」。二人とも、か、と苦笑いする愛さんと夢路。お腹も満たされ勇気が眠った後、台所で夢路は「ねえ愛さん 下宿内恋愛禁止っての 解いてくれない?」と言います。今はこうして一緒にいられるけどそれは当然のことじゃない。お父さんと会えたら絶対そっち行っちゃうだろうし、この状況だって勇気の家みたいに突然なくなってしまうかもしれない。 続く第11話で風邪で寝込む愛さんと夢路を献身的に看病する勇気。彼女を天使のようだと思う愛さん、「こんないい子 どこ探してもいないよ…」と感激する夢路。「やっぱり俺 勇気以外考えらんないや」、同じく勇気を愛おしく感じる愛さん。 眠っている彼女に思わずキスしそうになり、愛さんはこれ以上勇気の居場所を奪う訳にはいかないと自制。先輩に悩みを打ち明け、自分居てこその「愛☆永遠に…」と再認識。一方の夢路は勇気大好きとベタベタ。 愛さんが自分にキスしようとした時に実は目が覚めていた勇気は複雑です。麗ちゃんに誰かに突然キスされそうになったらどうする?と訊いたりお母さんとお父さんが居たら相談にのってくれたのかなあと。 小雪だからと侮って傘を持たずにバイトに行ってしまった勇気を迎えに来てくれた、雪が嫌いなはずの愛さん。寒いの嫌なのにどうしてそんなに機嫌がいいのと尋ねると、「実はさ 出した小説 今日雑誌で一次の発表があって 名前 あった」。 そのことを自分のことのように喜ぶ勇気。愛さんは勇気を迎えに来たのは本屋に寄るためじゃなくて、いつもそうやって応援してくれるお前を雪まみれにさせる訳にはいかないからだと言います。 同じく傘を持たずに外出した夢路は「あんなに外出るの嫌がってたのに勇気の為なら出れるんだー」と八つ当たり。 雪遊びをしていて勇気に今好きな人とかいるの?と訊く夢路。急な話題に慌てていないよ!?と答える勇気。 俺はさー 今 いるんだよね それ勇気なんだ って言ったらどうする?」 お薦め度:★★★★☆ 次巻が最終巻なんて寂しすぎる。 第1巻~第2巻 透明ブックカバーはこのサイズ。 透明ブックカバー☆新書版用ブックカバー(5pack)☆ 透明ブックカバー☆新書版用ブックカバー(10pack)☆ にほんブログ村
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最終更新日
May 23, 2009 01:19:22 PM
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