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北京五彩繽紛~Colors of Beijing

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2006.02.14
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オフィスにいたら中国人の女性スタッフに、
「日本でも情人節(バレンタイン)はチョコレートを贈るの?」と聞かれ、
「あるよ。それって日本から始まった習慣なんだよ。欧米にはないの。
つまり日本のチョコレートメーカーの陰謀だよ」と答えた。

陰謀。確かに陰謀

でも私にとってこんなツボにはまる陰謀はない。
春節の一時帰国の時期が伊勢丹の「サロン・ド・ショコラ」開催にちょうど重なる幸運を、
手を叩いて喜ばずにはいられない。
一方で、こんなチョコレート不毛の地にどうして住み続けていられるのかが
自分自身不思議である。

チョコレートの話はちょっと置いておき、
以下の話は、ちょうど2年前、北京にやってきて3日目に感じたことである。

あの日は初めて北京の繁華街・西単へ一人で出かけた日でもあった。
日曜日でただでさえ人が多い街を
バレンタイン気分に浮かれた大勢のカップルが波打つように蠢いている様子を
ぼうっと見ていたら、
なんだか彼らから妙なものが出て、街の空気の中を漂っているのを
確信に近い感覚で感じた。

それは、渋谷のスクランブル交差点で感じる退廃的で刹那的な雰囲気ではなく、
ラテン系が恋愛しているときに発しているあの濃厚なムードでもない。
ただし強烈でかなり濃いエネルギー。

これって、何?何だ?

しばらくそこに立って考えていた。
ら、ある言葉が思い浮かんだ。


「繁殖力」

そう、これって繁殖。
生き抜いて生き抜いて、子孫を残すための活動行為。
そしてバレンタインとは繁殖活動のうちの一環なのである。

だからああしてバラの花片手に恋愛気分にひたってしなだれかかりあっているのはまさに
「私たちこれから家庭を作って、増えていきま~す。
今日はそのステップのひとつでーす」
と公言していることなのだな、
中国人は他の民族より如実にそれが出るのだな、と膝を打ちたくなった。

そのためには、彼等にとって恋愛は、
舌先で甘味や酸味、苦味を楽しむ嗜好品というより、
多くは、もっとカロリーの高い、まかり間違えば腹も下しかねない、
炭水化物のような食い応えがある物に例える必要があるのではと。
つまりチョコレートではなく饅頭(マントウ)。
でないと、あんな空気は出て来ないんじゃないか。

こう書くと、中国人がひどく動物的に見えてしまうかもしれないけれど、
裏を返せば、生き物としてすごく素直で健康的なのである

中国でもチョコレートメーカーの陰謀によって、
バレンタインにチョコレートは定着しそうな雰囲気である。
今年は明治の「メルティキッス」がスーパーに並び、バレンタインの顔になりそうな勢い。
でも、恋愛とチョコレートの奥深さが一致するのは
もうちょっと先になるんじゃないかな。

5th Ave





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Last updated  2006.02.14 12:08:42
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