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カテゴリ:中国人という人たち
3日間、朝の9時から夕方6時まで研修していた。
対象は、中国人の新人さんたち。 ほぼ日本語は通じない。 私が日本語で話して、それを中国語に通訳してもらう。 おまけに私のいつもの研修の3倍くらい受講者がいる。 これを一人ずつチェックしていったら・・・ どのくらいかかるのか、まったく時間が読めない。 ![]() 考えてもやってみないことには感覚がつかめないので、 とりあえず準備だけしてその日を待つ。 心は思いっきりアウェイの状態。 がんばれ、ライジングサン(笑)。 ![]() 彼らの心をつかむ+緊張感を演出するために秘密兵器を使う。 それは、ビンゴ。 ![]() ビンゴゲームに欠かせないビンゴマックス 3日間、がらがら回しっぱなし。 大活躍である。 にしても。 私がある程度中国人の発想と、中国の生活環境を理解していて、 それでカリキュラムを作成しても、 私の意図とは別のところで予想外の反応があるのが中国人である。 例えば。 発言させたら、「然後~(それと)」ばっかり延々並列して、 話がどんどんずれていく人とか。 スピーチを構成するときに、時間配分の確認のために時計を使えと言っているのに、 その後も誰も時計で時間確認している様子がないとか。 「駅の職員になったつもりで、電車もしくは地下鉄が遅れるので、 駅で待っている客に遅延のアナウンスをしてください」という問題を出したら、 「ホントに予想通り20分遅れるかどうか判らないから、 時間は言わないほうがいい」というとっても北京な答えが返ってくるとか。 おとなしい子が多いので、わざと10人程度のグループに分けて意見を出させ、 そういう子の意見も掬い上げようと思っていたら、 結局発表の時はグループ対抗戦みたいになってしまい、 客観的な討議にならなかったとか。 時間がないので、先に名刺交換の資料を手渡し 「読んでおいてね」と伝達しておいたのに、 かなりみんなまじめに読んでいたわりには、 それを実地でやらせたら全然身体が動かなくて、教えるのが二度手間とか。 道案内の練習問題で、回答させたらずーっと問題文と同じ内容読んでる子とか。 おお、That’s中国人。 ![]() そして、こんな調子で3日間が過ぎていく。 ホンマに時間が足りん~。 パワーポイント、だいぶ端折りました。 ロールプレイ、準備した分、いくつかできませんでした。 通訳してくれたYさんの語尾に私の日本語、かぶりました。 アウェイでの試合は、それでもホイッスルが鳴り、 のらりくらり消化されていたのであった。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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