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テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:読書
五000年前の日常
★小林登志子 『五000年前の日常』(新潮選書) とても面白く読むことができる。 古代メソポタミアのシュメル人の暮らしが よくわかる。 また研究がどれだけ進んでいるかも知ることが できる。 ただ、 帯に、 (ここから) マザコン 教育パパ 非行少年 商社マン サービス残業 古代メソポタミアに すべて存在していた! (ここまで) とあるが、少し違うようだ。 例えば、王が将軍に寝ずに防塁を築けという命令が サービス残業というのは無理がありすぎである。 古代の生活に現代と通じるものがあると いっても、同じ点を強調しすぎると かえって滑稽に感じた。 ★私には、当時は服にはボタンもファスナーもないどころか、 布を縫わずに体に巻いてピンでとめていた。 (そのための黄金やラピスラリのピンがあった)とか、 当時は一夫一婦が原則だが、妻に子供がなければ夫は重婚ができた などという話のほうが面白かった。 一般書としては、参考文献も充実しており、古代メソポタミアの歴史を学びたい人にもお薦めである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月13日 12時47分07秒
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