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July 13, 2005
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テーマ:Jazz(1968)
カテゴリ:カテゴリ未分類
『Oh,Lady, Be Good』(オー・レディー、ビー・グッド)

この曲は1924年末のミュージカル「レディー・ビー・グッド」のために、
ジョージ・ガーシュウィンが作曲し、兄のアイラ・ガーシュウィンが作詞したものです。

ミュージカルの名前は「レディー・ビー・グッド」ですが、この曲名は「オー」が付いて、
「オー・レディー、ビー・グッド」となっています。

このミュージカルは330回続演される大ヒットとなったので、
主演の弟のフレッド・アステアと姉のアデール・アステアのアステア姉弟は、
ダンサーとしての名声を確立しましたが、
ガーシュウィンもジョージとアイラの兄弟が始めて一緒に仕事をしたものだったため、
すばらしい作曲家と作詞家のコンビが誕生したという評判を得ました。

このショーの音楽は、始めはジョージ・ガーシュウィンを予定していなかったのですが、
新しさを吹き込むという意味で、ジョージ・ガーシュウィンに依頼することになりました。

そのときジョージは、「現代的な音楽を付けて、まったく新しいミュージカルにしたいが、
いい作詞家が見つからない」と父親に話しをしたところ、
「アイラとやってみたらどうだ?」と言われて、このコンビが誕生したのだと言います。
アイラはそれまでも作詞家として仕事をしていましたが、弟のジョージが有名になってしまったため、
その名声にたよった形になるのがいやだったので一緒に仕事をしていませんでしたが、
このころにはアイラも名の通った作詞家になってきていたということも、
このコンビが実現した要因となったようです。

これ以降、ジョージとアイラは一緒に曲を作ることになります。

このころのミュージカルは格調の高い音楽や詩を取り入れたヨーロッパ的なものが多い中で、
この台本はかなりコミカルで、一見バカげているように思われたそうですが、
フレッド・アステアはこの 「オー・レディー、ビー・グッド」を聴いて
単なるドタバタ喜劇でない新しさに気付き出演する決心をしたというほど斬新なものだったそうです。

それほど、この曲がショーの核心をついていたのか、
台本を書いたガイ・ボルトンとフレッド・トンプソンの二人も、
この曲を聴いて考え直し、当初違うものに決まっていたショーの題名自体を
曲名の方から取って「レディー・ビー・グッド」に変更したそうです。
普通、ショーの題名から取って主題曲を作るものですが、
こういう逆の現象はまったく異例なことでした。

*****

●オー・レディー、ビー・グッド
Oh,Lady, Be Good

作詞:アイラ・ガーシュウィン
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
1924年


《ヴァース》
僕の悲しい話を聞いてくれよ
ひどく悲しい話だけれど本当のことなんだ
一張羅(いっちょうら)できめたっていうのに行くとこはなく
いつも夜になるとひどく落ち込むんだ
陽気なことを見つけなければね、お嬢さん
このままではいられないよ
君のような女性といられたら
きっと心に花が咲くはずさ、だから・・・

《コーラス》
ああ、愛らしいお嬢さん、やさしくしてくれないかい?
ああ、お嬢さん、やさしくしておくれ
僕はひどく誤解されているから
だから、お嬢さん、やさしくしてくれないかい?

ああ、お願いだから哀れんでおくれ
僕はこの大きな街で、ひとりぼっちなんだ
森の中におきざりにされた孤独なやつさ
ああ、お嬢さん、だから僕にやさしくしておくれ





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Last updated  July 13, 2005 12:39:54 PM
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