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March 14, 2007
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テーマ:Jazz(1968)
カテゴリ:Musician
チャーリー・バーカーは“バード”というニックネームで呼ばれていました。

1949年12月のクリスマスを迎える前の週に、
ニューヨーク52丁目に開店したジャズ・クラブ「バードランド」は、
パーカーの呼び名をそのままつけたもので、
文字通り、ジャズの発信地として世界的に知られることになりました。
店の名前に使われるほど“バード”の名前は有名な名前になっていたというわけです。

この店をテーマにしたジョージ・シアリングの「バードランドの子守唄(Lullaby Of Birdland)や、
ウェザー・リポートの「バードランド(Birdland)」といった曲もあります。

1988年製作のクリント・イーストウッド監督の映画『バード』は、
チャーリー・パーカーの生涯を描いたものです。

しかし、なぜ“バード”になったのかは諸説あり、はっきりしたことはわかりません。

彼の鳥が飛ぶような華麗な演奏から“バード”というニックネームがついたと聞いたことがありますが、
これはどうも単なる憶測にすぎず、真実からほど遠いもののようです。

パーカーに“バード”というニックネームがつけられたのは、
彼がジェイ・マクシャン楽団に在籍していた1928年から1942年までの時期です。

ある新聞記事では、パーカーは彼の名前が時間をかけて、
「チャーリー」から「ヤーリー」になり、「ヤール」になり、
「ヤードバード」、そして「バード」になったと説明しているものがあったそうです。

しかし、ジェイ・マクシャンは、パーカーのニックネームについて次のように語っています。
ジェイ・マクシャン楽団は、大学での演奏をするためにネブラスカ州のリンカーンに向かう途中、
バンドの車の一台が路上でニワトリをひきました。
するとパーカーは引き返して、その「ヤードバード」を拾い、
後で夕食に調理しようと主張し、ホテルに持っていき調理させたことがあったと言います。

また、パーカーはレストランに入ると、きまって食べたのがチキン料理で、
それも「このヤードバードをもらおうか」と注文していたところから、
とうとう“ヤードバード”という名前がつけられ、
後に“ヤード”とか“バード”と縮められましたが、“バード”が定着したようだと言います。

「ヤード(yard)」とは「囲った土地」とか「庭」で「ニワトリなどの囲い」のことを言い、
「ヤードバード」とはそういう場所で飼われている鳥、いわゆる庭の鳥で、「ニワトリ」のことを指します。
俗に「囚人」の意味もあるようです。

ほかにも、パーカーがレストランでアルバイトをしていたことがあり、
そのとき店でチキンが食べられたので、おそろしくたくさん食べたという話が伝えられており、
パーカーは、そうとうのチキン料理好きだったことがうかがえます。

しかし、パーカーのこの有名なニックネームの由来を正確にたどるのは難しいようです。
ともあれ、“バード”というニックネームは、その後パーカーの生涯についてまわることになりました。

パーカーは、1946年に「ヤードバード組曲(Yardbird Suite)」という曲を書いています。

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Last updated  March 14, 2007 10:37:53 AM
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