浅間山噴火の巨石が御神体の岩神稲荷神社
前橋東照宮にお参りしたあとに、約2km北にある岩神稲荷神社へ。ご神体・国指定記念物の「岩神の飛石」は、昭和13年(1938年)12月14日に「岩神の飛石」として国指定天然記念物に指定されました。撮影機材は、LUMIX DC-GX7 Mk3 + LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH。⇒岩神稲荷神社の鳥居前にて。岩神稲荷神社のご神体「岩神の飛石」は長らく赤城山由来とされてきましたが、2016年の科学的分析調査の結果、約2万4,000年前の浅間山大崩落による火山泥流で流されてきた、浅間山由来だと判明しました。2万4000年前の浅間山の噴火による山体崩壊(それ以前は大円錐火山だった)で生じた前橋泥流で前橋まで運ばれたものと推測されています。赤褐色の火砕岩と溶岩で構成されています。⇒岩神稲荷神社は、前橋市国道17号線からほど近い場所に鎮座します。⇒質素な拝殿。商売繁盛や安全祈願、交通安全、合格祈願、さらには病気克服などの御利益があるとされています。⇒参道左右に、2体の狐の狛犬。⇒境内西側から、岩神の飛石の大きさが分かります。右の赤い建物は本殿。主祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)とされていますが、木花咲耶姫命(このはなさくやびめのみこと)も祀られています。⇒巨石の途中に祠。⇒境内東側から。その大きさは周囲約70m、地表に出ている部分の高さは約10m、そして地中にもさらに約10mも埋もれているといわれています。⇒境内北側から。いくつもの岩が積み重なっているように見えます。⇒岩神の飛石の下にいくつもの稲荷社。⇒本殿はとても小さいです。⇒ご神木の乳銀杏。⇒御神木の榎。(岩神稲荷神社 おわり)