カテゴリ:十日町友好交流
![]() ![]() いつも応援していただきありがとうございます。 前回を読む 交流団一行は、10時からの約1時間、 クロス・テンという十日町市の産業交流施設で お土産を買う。 ![]() 1時間というと、一見長いように感じるが、 子ども達が“あれこれ”選ぶには短いくらいだ。 昨年は、時間いっぱい選んでレジで大混雑したため、 予定時間をかなりオーバーし、冷や冷やした苦い経験がある。 今年は「どうしても買いたいものをまず選んで、 先にレジを通すように!!」と事前に周知。 30分経過した時点で、もう一度店内を アナウンスして回った。 ![]() クロス・テンから十日町駅までは5分程度の距離である。 11時5分には到着した。 11時30分発の“はくたか7号”までは まだ時間的な余裕がある。 ![]() 中条小PTA会長のOさんと丸ちゃんが 駅まで見送りに来てくれている。 ![]() 中条で、すっかり涙腺がゆるくなってしまった私は あふれ出る涙を見られないよう、肩を抱き合って 夏の再会を約束した。 ![]() 改札口の前では、更に数人のホームステイ受け入れ先の お母さん達が子どもを見送りに来てくれている。 実は今年“ええとこ村”の子ども達の中に一人 軽度の知的障害を持っている子どもさんがいた。 その子のお母さんも交流委員として随行し、 最後までホームステイをためらっていたのだが、 中条のH・Mさんという保健師をされているお母さんの強い想いで その子はみんなと同じ様にホームステイをすることができた。 そのH・Mさんも駅に駆けつけ、 まるで我が子が見知らぬ土地に旅立つかのような 大粒の涙を浮かべ、実母にその想いを託す。 ![]() 改札が開き、お別れの時間が近づいてきた。 ホームに昇ると花びらのような雪が舞っている。 ![]() ここ中条には、まだ一足早い“なごり雪”だが、 私の心はすでに夏空の下での再会にある。 “はくたか7号”はまるで雪のレールを滑るように ホームに入ってきた。 ![]() 発車のベルに背中を押され“はくたか”は緩やかに動き出す。 そして私達は、“時空を超えた様々な想い”に心を揺り動かれ、 夏交流に向けて今、発車したばかりなのである。 ![]() 終わり 【編集後記】 思ったより長くシリーズがかかってしまいました。 自分の“想い”が強い分、皆様には“重い”内容だったかも知れません。 最後までお読みいただき心から感謝します。 きっと皆様の身近にも、この交流と同じ“想い”はあるばずです。 私は、その“想い”とは“絆”だと思うのです。 先日ある民放のアナウンサーの方から、 “信は縦糸、愛は横糸”・・・という言葉を教えていただきました。 “信”とは「信念」「信用」「信頼」で、自分の心の縦軸の部分。 「ポリシー」と言い換えてもいいかも知れません。 “愛”とは「寛容」「奉仕」などを含んだ形の「愛」で 自身が他者へ心を拡げる横軸の部分。 この“信と愛”を紡いだものが“絆”なんだと・・・。 “絆”とは糸の半分と書きます。 ですから、お互いが“信は縦糸、愛は横糸”の想いで向き合えば、 きっと素晴らしい、そして強固な絆を結び合えるのです。 皆様との素晴らしい出会いに感謝し、ご家族の皆様のご多幸を祈りつつ このシリーズのペンを置きます。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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